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光寿庵跡出土瓦[こうじゅあんあとしゅつどかわら]

分類 重要文化財
指定別
所在地 高山市国府町西門前(考古資料等収蔵庫)
所有者 諏訪神社
指定年月日 昭和31年2月24日

光寿庵跡出土瓦

 光寿庵跡は、高山市国府町上広瀬の諏訪神社北方の山中にある。この廃寺跡からは古く礎石が1個発見され、軒丸瓦・軒平瓦及び戯画瓦等の遺物が採集されている。
軒丸瓦は素弁八葉蓮華文で、弁の先を尖らせ、弁の間に間弁を添えている。外縁は素文である。四重弧文の軒平瓦を伴う。
平瓦は1枚作りで、布目のある素面に糸切り痕を残し、裏面に縄目圧痕をつけている。平瓦の戯面はぼく頭(頭巾)をかぶり膝を突いた男子像と、その頭上に2人の人物の衣服の裾からはみだした両足の部分、鳥籠様のものの上に乗った鳥の姿がヘラ描きされている。2人の人物は裾[もすそ]を着け靴を履いており、たぶん女性像であろう。
軒丸瓦は同町広瀬町石橋廃寺跡出土のものと同笵[はん]で、奈良時代のものと考えられる。

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