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牛海綿状脳症

 平成13年9月に国内で初めて牛海綿状脳症(BSE)が確認されました。その後、日本や海外で牛の脳や脊髄などを家畜のえさに混ぜないといった規制が行われた結果、世界中でBSEの発生が激減し、国内では平成15年以降に生まれた牛からはBSEは確認されていません。
 国内のBSE対策を開始して15年以上が経過し、国内外のリスクが大きく低下したこと及び内閣府食品安全委員会の食品健康影響評価の結果(平成28年8月)を踏まえ、厚生労働省はBSE対策の見直しを行い、平成29年4月1日から健康牛に係るBSE検査を廃止しました。
 岐阜県では、平成13年10月から平成25年6月まではと畜場に搬入される全ての牛について、それ以降は48ヶ月齢超の牛についてBSEスクリーニング検査を実施し、いずれも陰性でした。
 平成29年度からは次のように対応しています。

と畜場における検査

 平成29年4月1日から健康牛のBSEスクリーニング検査を廃止しました。
 また、生後24か月齢以上の牛のうち、生体検査において、原因不明の運動障害、知覚障害、反射異常、意識障害等の何らかの神経症状又は全身症状(事故による骨折、関節炎、熱射病等による起立不能等症状の原因が明らかな牛は除く。)を示す牛については、岐阜県中央食肉衛生検査所でBSEスクリーニング検査を実施します。令和元年度におけるBSEスクリーニング検査実施頭数は0頭でした。
 なお、と畜場・食肉処理場に義務付けられている、特定危険部位(SRM)の除去・焼却について、引き続き、遵守状況を確認します。
 ※SRM:30ヶ月齢超の頭部(扁桃を含み、舌、頬肉、皮を除く)、脊髄及び脊柱。全月齢の扁桃及び回腸遠位部。

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