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野鳥のヒナや傷ついた野鳥を拾わないで!!

 毎年、春から初夏にかけては野鳥の子育てシーズンです。この時期には、地面に落ちているヒナを見かけることがあります。

 

 でも、決して自宅などに持ち帰らないでください。

 

 野鳥のヒナの多くは、羽が生えそろうとすぐに巣立ちの練習を始めます。はじめはうまく飛ぶことができず地面に落ちるものもいますが、近くに親鳥がいて見守っています。

 

 野生動物にとって、人間が近寄ってくることは大きなストレスです。人が保護しようとしてヒナに手を出すと、親鳥にとっては「誘拐」になってしまいます。地面に落ちているヒナを見つけても、静かにその場を立ち去りましょう。

 

 野鳥は寿命がつきる前に、他の動物に食べられたり、ケガをして命を落とすこともあります。野外で命を落とした野鳥が他の動物の餌になることで、命がつながっていきます。野生の動物は、犬や猫などのペット(愛がん動物)とは異なり、野生の中で生きていくことがストレスを感じることが少ない生き方だと言われています。(ほとんどの野鳥は人間が近づけば必ず逃げていきます。人間を恐れている証拠です。)できる限り手を触れずに見守ってください。

 また、野生の動物は人にも感染する病気を持っている可能性もあります。傷ついた野鳥を動かす場合は、直接手で触れるのではなく、手袋などを使い、そっと近くの植え込み等に放していただきますようお願いします。

 

Q&A

[Q]羽が生えそろっているヒナを見つけたら、どうしたらいいですか?

[A]羽が生えそろっているヒナは「巣立ちビナ」です。親鳥がすぐそばで見守りながら、飛び方やエサの取り方を教えている最中です。人が近くで見ていると、親は警戒してヒナに近づけません。ヒナが自然の中で自立して生きていくために必要な練習ですので、そのまま見守りましょう。もし、親とはぐれたと勘違いして連れてきてしまった場合は、すぐに元の場所に戻してください。

[Q]羽が生えそろっていないヒナを見つけたら、どうしたらよいですか?

[A]近くに巣がある場合は、別のヒナに影響を与えないように注意しながら、使い捨て手袋を使うか、ハンカチやティッシュペーパーなどでそっと包み、巣に戻してあげてください。自然界では生きるための生存競争がありますので、ヒナは他のヒナに押し出されて巣から落ちてしまうことがあります。

 また、ツバメなどの巣が地面に落ちてしまっている場合には、カップ麺の容器にティッシュペーパーなどの代用巣材を敷いてその中にヒナを入れ、元の巣の位置から近い場所にガムテープなどで固定しておく方法もあります。

[Q]人がヒナを育てることはできますか?

[A]人が、ヒナにエサの取り方や天敵からの身の守り方などを教えることはできません。人が飼育すると、自然の中で生きる方法を知らずに育つため、二度と自然界に戻れない鳥になってしまいます。また、勝手に野鳥を飼うことは法律で禁止されています。

 ★野鳥からうつる感染症を予防するため、ヒナに触れる時は使い捨て手袋を着用することが好ましいです。もし、素手で触れた場合は、石けんでよく手を洗ってください。

参考

 ヒナを見つけたらどうすればいいの?(PDF833kb)<チラシ>制作:岐阜県

 ヒナを拾わないで!!(PDF2,319kb)<ポスター>制作:(財)日本鳥類保護連盟