ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > 県政情報 > 県の概要 > 組織案内 > 平成29年度古川土木事務所事業成果

本文

平成29年度古川土木事務所事業成果

 古川土木事務所では、ぎふの未来を支え、命と暮らしを守る強靭な県土整備をめざし、安全で安心、活力ある地域づくりのため、さまざまな基盤整備事業を推進してきました。
 平成29年度の主な完成事業等を紹介いたします。
 今後も、地域の未来を支える事業を推進してまいります。

平成29年度主な事業成果
1.道路管理瑕疵事故0件の達成
2.主要地方道古川清見線「平岩工区」の開通
3.国道360号「種蔵・打保バイパス」のトンネル工事を発注
4.アンダーパス監視設備の整備完了
5.国道360号飛騨市宮川町巣之内ー打保地内の異常気象時通行規制区間の指定解除
6.一般県道槍ヶ岳公園線の落石対応
7.融雪施設設置工事の一部完成
8.防災工事の一部完成
9.河川を題材とした総合学習への支援
(ページ内の該当する記事へスクロールします)

1.道路管理瑕疵事故0件の達成

 土木事務所では、道路パトロール及び地域住民の皆さまからの通報対応等を行い、道路の穴ぼこの補修など日々道路の適切な維持管理に努めております。この結果、平成29年度には、古川土木事務所管内で、道路の状況や構造等に起因して発生した事故はありませんでした。

道路パトロール時の穴ぼこ補修宮川新大橋滑雪促進シートの設置状況

2.主要地方道古川清見線「平岩工区」の開通

 主要地方道古川清見線(別称「卯の花街道」)の飛騨市古川町高野から平岩地内において、平成10年より事業を進めていた「平岩工区」が平成29年10月に完成しました。
 当該路線は、飛騨市から東海北陸自動車道の飛騨清見ICへのアクセス道路として重要な役割を果たしております。平岩大橋を含む平岩工区(約126日km)の完成により、道路幅員が広くなるとともに道路の勾配が緩くなり、走行性が向上しました。
 今後も、引き続き隣接工区の整備を行っていきます。

≪平岩工区≫

事業工期:平成10年度から平成29年度
全体事業費:約24億円
主な構造物:平岩大橋(橋長149m)

平岩大橋平岩工区位置図

3.国道360号「種蔵・打保バイパス」のトンネル工事を発注

 国道360号飛騨市宮川町祢宜ケ沢上(ねがそれ)地内から巣之内地内において、平成9年度より、種蔵・打保バイパスとして7.55km区間の整備を進めております。このたび、同バイパス区間のうち「(仮称)宮川2号トンネル(延長946m)」の本体工事を平成33年度までの債務工事として発注し、平成29年10月13日に、大日本土木・市川・H・C特定建設工事共同企業体と契約を締結しました。
 種蔵・打保バイパスは、一般国道360号の防災および安全性を向上させ、隘路、線形不良区間を解消することを目的として整備を行っております。通行車両の安全や富山県への円滑な通行を確保するため、今後も継続的に整備を行っていきます。

≪(仮)宮川2号トンネル≫

工期:平成29年度から平成33年度
工事費:約23億円
施工企業:大日本土木・市川・H・C特定建設工事共同企業体

(仮)宮川2号トンネル位置図

4.アンダーパス監視設備の整備完了

 管内の県管理道路アンダーパス1路線2箇所において、路面の冠水状況を常時監視するカメラの設置および冠水時に車両の進入を防止する遮断ゲートの設置が平成30年1月に完了し、2月より運用しています。
 これは、平成28年9月20日、愛知県清須市において、台風16号の豪雨により冠水した箇所へ側道から侵入した車両が水没し、運転手が死亡したという事故を踏まえ、すべての県管理道路のアンダーパスにCCTVと遮断機を設置すべく、施策展開している一環です。
 監視カメラは、アンダーパスの起終点に1基ずつ設置し、必要に応じて画像をズームして路面の状況、冠水の深さなどを土木事務所の執務室にて確認できます。
 遮断ゲートは、冠水を確認した場合に現場で車線を封鎖し、進入禁止の措置をとるための施設です。

※管内のアンダーパス箇所

一般県道谷高山線飛騨市古川町高野地内(国道41号交差部)
高野アンダーパス北側高野アンダーパス南側

一般県道谷高山線高山市国府町上広瀬地内(JR高山本線交差部)
上広瀬アンダーパス東側上広瀬アンダーパス西側

5.国道360号飛騨市宮川町巣之内ー打保間の異常気象時通行規制区間の指定解除

 国道360号の飛騨市宮川町巣之内ー打保間の異常気象時通行規制区間は、山間部の急峻な地形をなしており、道路防災点検箇所が35箇所あり、道路整備や道路防災工事が必要とされています。また、路線として第2次緊急輸送道路の指定や、国道41号と並行する主要道路であり、飛騨地域と富山県を結ぶ重要な幹線道路となっております。
 このような道路状況により、異常気象時通行規制区間の指定解除に向け、トンネル・橋梁等含めたバイパス工事や道路防災点検の要対策箇所を中心とした道路防災工事を進め、平成29年12月に異常気象時通行規制区間内の道路整備・道路防災工事が完了となりました。
 このことを踏まえ、平成30年2月1日に道路防災対策検討委員会が開催され、異常気象時通行規制区間の解除手続きの了解をいただき、平成30年3月1日付けをもって異常気象時通行規制区間の指定解除となり、安全・安心な道路となりました。

異常気象気通行規制区間の指定解除
起点:飛騨市宮川町巣之内
終点:飛騨市宮川町打保
延長:L=6.2km

 規制解除区間位置図(PDF:418KB)

6.一般県道槍ヶ岳公園線の落石対応

 平成29年7月27日の夕方、高山市奥飛騨温泉郷神坂地内において落石事故が発生したため、全面通行止の規制を行いました。
 吉城建設業協会にご協力いただいて徹夜の応急作業を実施し、7月28日から昼間は片側交互通行、夜間のみ全面通行止の規制に切り替えることができ、監視体制の強化により夜間通行止を9月1日に解除し、引き続き片側交互通行の規制を行っています。
 9月末から災害対策等緊急事業推進費による本格的な対策工事に着手し、平成30年度中に片側交互通行の規制解除及び8月末の完成を目指して工事を進めています。

落石の状況撤去状況

7.融雪施設設置工事の一部完成

 国道471号(高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根地内)の消雪施設設置工事が一部完成しました。
 当該工区は、道路勾配が急勾配な箇所が存在し、冬期には凍結等により車両の立ち往生が多発しているため、その対策として電熱式による融雪施設設置工事を平成28年度より進めており、平成29年11月に一部区間が完成しました。
 平成30年度以降も引き続き事業を進めてまいります。

工期:平成29年3月から平成29年11月
工事費:約9千1百万円

整備前整備後

8.防災工事の一部完成

 国道360号(飛騨市河合町天生地内)及び国道471号(高山市上宝町岩井戸地内)の道路の防災工事が一部完成しました。
 国道360号(飛騨市河合町天生地内)は、雨量規制区間内であり道路防災点検の要対策箇所でもあったことから、平成24年度から事業を進めており、平成29年10月に一部区間が完成しました。
 また国道471号(高山市上宝町岩井戸地内)は、緊急輸送道路の要対策箇所でもあり平成28年度から事業を進めており、平成29年10月に一部区間が完成しました。

  • 飛騨市河合町天生工区
    工期:平成29年2月から平成29年10月
    工事費:約2億8千6百万円
  • 高山市上宝町岩井戸工区
    工期:平成29年1月から平成29年10月
    工事費:約4千6百万円

整備後(天生工区)整備後(岩井戸工区)

9、河川を題材とした総合学習への支援

 当事務所では、次代を担う子供たちに川を題材として身近な環境を体感してもらうことや、私たちの暮らしを守る川の役割を知ってもらうことによって、未来の地球環境や水害軽減のための取り組みのあり方を考えるパートナーを育もうと、河川を題材とした「総合的な学習の時間」に取り組んでいる学校への支援を行いました。

(1)カワゲラウォッチング・河川の安全利用講習

  • 飛騨市立古川西小学校(H29年7月11日)
  • 飛騨市立神岡小学校(H29年7月13日)
  • 飛騨市立宮川小学校(H29年7月13日)

HP:カワゲラウォッチング・河川安全利用講習を実施しました

(2)「伝統的防災施設マップ」を活用した地域防災教育

  • 飛騨市古川西小学校(H29年11月9日)

HP:「伝統的防災施設マップ」を活用した地域防災教育を実施しました

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

<外部リンク>