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平成26年11月

記事ID:0012427 2015年9月15日更新 秘書課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

海外出張(11月3日〜13日)

 この6年間、観光・食・モノを一体とした海外トップセールスを成長著しいアジアをターゲットとして行ってきましたが、今年は、初めてフランスとスイスで行いました。白川郷などの観光資源、飛騨牛、富有柿、酒をはじめとした食、美濃焼をはじめとした地場産品を大いにPRし、高い評価を得ました。
 また、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州とのエネルギーや森林業に関する学術交流、教育交流を更に進めるため、今回、県森林文化アカデミーとロッテンブルク林業短期大学が連携覚書を締結するとともに、岐阜大学とZSW(太陽エネルギー・水素研究センター)との共同研究に合意しました。
 この他にも、フランス陸連への飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアのプロモーションでは協力の枠組みについて協議していくことに合意するなどしましたが、今回の出張で得られた成果を、次のステップへ移していくため、継続して取り組み、成果を生み出していきたいと考えています。

【飛騨牛プロモーション】
飛騨牛フェア食肉店オーナーとの意見交換

 「岐阜県・飛騨牛フェア」をフランスで初めて開催し、政財界の要人、メディア、流通・レストラン関係者など約200名の方にご参加いただきました。冒頭、地歌舞伎演者が登場すると一気に会場が熱気に包まれ、飛騨牛や地酒、佃煮などの加工食品を提供するブースは大賑わいとなりました。「飛騨牛は上品な味がする」「どの地酒も特徴があって素晴らしい」などの感想をいただき、大きな手ごたえを感じました。
 また、別に開催したフランス人シェフ・メディア向けのプロモーションでも、地元レストランでの飛騨牛のメニューフェアが決まるなど、飛騨牛は非常に高い評価を得ました。

【観光プロモーション】
コルマール国際観光展の様子オ=ラン県との覚書締結

 世界有数規模の「仏コルマール国際観光展」へ出展し、約3万人の来場者に岐阜県の観光・食・モノをPRしました。ブースでは浴衣の試着や、地酒の試飲などが行われ、身動きがとれないほどの人だかりとなりました。会場内のレストランで行ったメディアとの昼食懇談では、飛騨牛と柿を使用した特別メニューを食べながら、大いに岐阜県をアピールしました。
 また、コルマールのあるアルザス州・オ=ラン県と岐阜県の間で、経済・観光に関する協力覚書を締結しました。コルマールと高山市、世界一美しい村と言われているリクヴィル村と白川村も覚書を締結し、アルザス・ワイン街道と飛騨地酒ツーリズム協議会との交流協定も含め、重層的な幅広い交流を進めていくこととなりました。

【アンテナショップの開拓】
パリ・CFOCにてスイス・SATOにて

今回の出張では、フランスとスイスで県産品のアンテナショップの候補店を視察しました。
 パリの候補店「CFOC」では、既に岐阜県の木工や陶磁器の企業とも取引されており、訪問した際には家具が売り切れているなど、現地で高い評価を得ています。デザイン性に富んだ東濃の陶磁器にも、大いに関心が示されました。フランスのデザイナーと岐阜県の職人とのコラボによる新商品の開発にも前向きで、パートナーシップの強化に向け、一つ一つ丁寧に対応していくこととしました。
 また、スイスの候補店として、チューリッヒの富裕層向けセレクトショップ「SATO」では、日本とスイスの国交樹立150周年記念事業を兼ねて、県産品のテストマーケティング・オープニングレセプションを約200名の方にご参加いただき開催しました。飛騨牛やどぶろくなどの地酒、菓子などが大人気を博しました。「SATO」では、アンテナショップ開設に向けて、年末まで「岐阜フェア」が行われます。

関ケ原古戦場グランドデザイン策定懇談会(11月25日)

 関ケ原の戦いは、「天下分け目の戦い」と呼ばれ、社会や日本史の教科書に必ず掲載される、日本で最も有名な戦いと言っても過言ではありません。そして、昨今、歴史が静かなブームとなっており、古戦場には日本人だけでなく、海外からの旅行客も多くみられるようになってきました。
 一方で、武将たちの陣跡に幟を立てたりしていますが、雰囲気やイメージが希薄で、観光地としてのサービス機能も十分でないこととあいまって、知名度、歴史的価値が十分に活用されているとは言い難い状況です。
 そこで、史跡の保存や整備、観光資源としての活用手法などについて議論するため、メディアや有識者、歴史通のタレントの皆さんをはじめ、文化庁からもご参加いただき、「関ケ原古戦場グランドデザイン策定懇談会」を開催しました。皆さんも同じ思いでおられ、議論は大いに盛り上がりました。
 今後、頂いたご意見をもとに、東海環状自動車道の全線開通をにらんだ今後の取組みの方向性を「関ケ原古戦場グランドデザイン(中期整備計画)」としてまとめてまいります。

海外戦略会議(11月28日)

 これまで6年間に渡り、観光・食・モノ一体となった海外へのプロモーションを行い、シンガポールからの観光客が5倍、飛騨牛の輸出が29倍に増えるなどの成果を出してきています。
海外へのプロモーションは、他県においても熱心に取り組み始めており、その中で差別化を図り、更なる成果を生み出していくために何をすべきか、戦略を練り上げていく必要があります。
そのため、観光、農畜産物、地場産品の関係者の皆さんにお集まりいただき、各分野の専門家の方からの最新情報の説明を受けた後、今後の展開や課題について議論いたしました。
皆さんから頂いた「飛騨家具やユネスコ無形文化遺産となった本美濃紙を活かした産業観光の展開」や「富山、石川両県などと一体となった広域観光の展開」といったご意見を、今後の取組みに反映させていきたいと考えています。

大阪で「清流の国ぎふ」の魅力をPR(11月29日)

大阪府豊中市でトップセールスの画像1大阪府豊中市でトップセールスの画像2

 県では、観光産業の基幹産業化、農畜水産業や地場産業の活性化に向け、海外と3大都市圏をメインターゲットとして、観光・食・モノを一体的に売り込む取組みに力を入れています。
 そこで、今日は、大阪府豊中市でトップセールスを実施しました。スキー場や雪景色の温泉といった冬のおすすめ観光スポット、飛騨牛や世界最大規模・最高権威のワイン品評会でチャンピオンに輝いた地酒といった食、ユネスコ世界無形文化遺産に登録された本美濃紙などを大いにアピールしてきました。
 また、御嶽山噴火の影響はなく、安心してお楽しみいただけることも伝えてきました。
 来年2月には、東京でもトップセールスを行います。多くの方に「清流の国ぎふ」を知っていただき、お越しいただけるよう、しっかりと取り組んでまいります。

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