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本文

土岐市泉町久尻地内における土壌汚染

概要

 中日本高速道路株式会社が、東海環状自動車道土岐JCT~美濃加茂IC間付加車線設置工事に伴い、事前に土壌調査を実施したところ、土壌環境基準を超えるカドミウムが検出されたため、本日(2月1日)、同社から東濃県事務所に報告がありました。

1 報告内容

(1) 所在地

    土岐市泉町久尻地内

(2) 調査結果の概要

    土壌溶出量調査
項目

試料

種別

調査

検体数

基準超過

検体数

基準超過検体の

調査結果(mg/L)

土壌環境基準

(mg/L)

最大基準

超過倍率

カドミウム

鉛直

ボーリング

37 3 0.0060 ~ 0.0087 0.003以下 2.9倍

表層

2 1 0.75 250倍

    ※その他の物質についても調査を実施していますが、基準超過はありません。

(3) 表層試料の基準超過について

    表層試料は、東海環状自動車道建設時から10年以上地表面に露出した場所で土壌を採取しました。そのため、一般的には、

   岩石の風化が進み表面積が増えていること、また酸化により酸性物質が生成していることからカドミウムが溶出しやすい状態

   にあったことが考えられます。なお、土壌溶出量は基準超過していますが、土壌中に含まれる量は基準値内でした。

 

2 汚染の原因

    周辺にカドミウムを使用する工場・事業場はなく、事業者の報告から自然由来による汚染の可能性が高いと考えられますが、

   現時点では不明です。

 

3 今後の対応

(1) 周辺地下水調査について

    「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づき、土岐市と連携して、工事区間から半径80mの範囲内に

   ある家庭及び事業場を対象に、井戸水の利用状況調査及び水質調査を直ちに実施します。

(2) 地域住民への情報提供について

    周辺地域は上水道が普及していますが、井戸水を飲用している場合は、結果が判明するまでの間、飲用自粛を呼びかけます。

(3) 事業者に対する指導について

    汚染土壌の適正な管理等を行うよう指導します。

 

発表資料

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