本文
東海旅客鉄道株式会社が中央新幹線中央アルプストンネル(山口)におけるトンネル内の地下水(湧水)を自主的に調査したところ、地下水の水質汚濁に係る環境基準を超える「ふっ素」が検出されたため、本日(6月7日)、同社から恵那県事務所に報告がありました。
1 報告内容
(1)所在地
中津川市山口地内
(2)調査結果の概要
水質調査
項目 |
調査 検体数 |
基準超過 検体数 |
調査結果 |
地下水環境基準 |
最大基準 超過倍率 |
ふっ素 |
2 |
2 |
4.7mg/L~5.3mg/L |
0.8 mg/L以下 |
6.6倍 |
2 汚染の原因
自然由来の可能性が高いと考えられます。なお、周辺地域には、ふっ素を原料に使用する工場・事業場はありません。
3 水道水への影響
近くを流れる木曽川において、県営水道が落合取水場で取水していますが、水道水に影響ないことを検査により確認済みです。
4 今後の対応
(1)周辺地下水調査について
「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づき、中津川市と協力して、環境基準超過が判明した場所から半径500mの範囲内にある家庭及び事業所を対象に、井戸水の利用状況調査及び水質調査を直ちに実施します。
(2)地域住民への情報提供について
井戸水を利用している場合は、水質検査結果が判明するまでの間、飲用自粛を呼びかけます。