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1月12日午後1時20分ころ、各務原市那加にお住いの高齢女性(79歳)宅に各務原警察署員を騙る人物からニセ電話詐欺を内容とする電話が架かりました。その女性は、過去にも、ニセ電話を受け、当署に相談してアドバイスを受けていたため、幸い、ニセ電話詐欺であることを見破ることができ、被害を防止することができました。
今回の手口は、前日(11日)、昼間、外国語を話す人物から非通知で意味不明の電話が架かり、翌日(12日)には、各務原警察署員を名乗る人物から「昨日、あなたの携帯電話に意味不明な電話はありませんでしたか?」などと電話が架かってきました。
その後、その署員を騙る人物は、「どこの預金通帳をもっていますか。」「通帳の残高がどのくらいありますか。」などと、言葉巧みに聞き出そうとしたのです。さらに「○○銀行の社員が、あなたの口座から現金を引き出そうということで各務原署で取り調べをしています。」「全額弁償してほしいのなら、口座番号や暗証番号など話していただくか、東京に行っていただかなければならない。」「支店長の○○からも電話をさせます。」という電話の内容でした。
女性は、過去に当署員から教示されたアドバイスの内容を思い出し、機転を利かせて「息子を呼びます。」と返答したところ、以後は電話が架かってくることがなく、ニセ電話詐欺被害を未然に防止することができました。
ニセ電話詐欺は、市の防災無線や広報紙等でも注意を呼び掛けています。
警察官や市職員、金融機関の関係者などがキャッシュカードの暗証番号の確認や回収するようなことはありません。
また、口座の金融機関名や口座の額面を聞くことは絶対にありません。まずは「ニセ電話詐欺ではないか?」と疑いを持ってください。
警察署や交番等への届け出、ご家族やご近所、知人の方に相談するなど、被害に遭うことがないようにしてください。