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無形文化遺産の保存に取り組む地域の代表が登壇して、次の世代にどう継承していくかを考えるシンポジウムが、2月26日、県庁で行われました。
このイベントは、昨年、郡上踊と寒水の掛踊が風流踊としてユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念して開催したもので、2つの踊りが披露されました。
基調講演で、ユネスコの事務局長を務めた松浦晃一郎さんは、「無形文化遺産は、世代から世代に引き継がれ、地域社会に根づいて幅広い個人が参加していることなどが要件である」と説明しました。
続いて、県内で無形文化遺産の保存・継承活動に携わる保存団体の代表者が登壇して、後継者の育成に向けた取り組みを報告しました。
このうち、高山屋台保存会の寺地亮平理事は、「伝統を継承する気持ちが培われるよう、小学校で祭りの出前授業を行ったり、子どもたちに屋台に乗ってもらったりしている」と話しました。
(担当:文化伝承課)