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岐阜県総合教育会議を7月1日、県庁で開催しました。
この日は、県立高校の1年生を対象に、演出家や俳優を講師に招いて実施している「演劇ワークショップ」の取組みについて議論しました。
2012年から始まったこの取組みは、昨年度、県立高校の約2割、13校で実施され、演劇表現を活用したゲームなどを通じて、生徒のコミュニケーション能力や自己表現力の向上を図っています。
講師を務める文学座の演出家・西川信廣さんは、「ワークショップでのコミュニケーションを通じて、生徒間のつながりが生まれ、学校が居場所になることが目的の一つ。実施している高校では中途退学者も減少している。」と成果を報告しました。
同じく講師を務める俳優の竹下景子さんは、「生徒たちがワークショップを楽しみに待ってくれているのが嬉しい。子どもたちが、これから社会に羽ばたいていくための力を磨いていく貴重な時間になっている。」と話しました。
それぞれの報告を聞いた古田知事は、「西川さん、竹下さんをはじめ、多くの関係者にご尽力いただいている演劇ワークショップの取組みが素晴らしい成果につながっている。今後も継続して取り組んでほしい。」と話しました。
(清流の国づくり政策課)