令和2年7月

令和2年7月豪雨災害現場視察（7月13日・15日）

　令和2年7月豪雨で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
　この豪雨は、「平成30年7月豪雨」以来となる「大雨特別警報」が県内6市で発表され、また24時間降水量が県内4箇所で過去最高を記録するなど、非常に激しい雨をもたらしました。
　本県では、人的被害が軽傷者1名、河川氾濫や土砂流出により、県内北部を中心に、住家や道路、鉄道設備などに甚大な被害を及ぼしました。

　こうした中、7月13日（月曜日）には高山市と郡上市、15日（水曜日）には下呂市を訪問し、災害現場の状況を視察しました。改めて、想定外が常態化し、局所的に発生する豪雨災害の恐ろしさを肌で感じました。
　また、高山市内の避難所を視察し、新型コロナウイルス感染症対策に配慮した体制が整っていることを確認しました。

　被災された方々の生活再建と被災地域の復旧・復興が1日でも早く遂げられるよう、まずは国やJR東海に対して必要な支援等を要請してまいります。

ぎふ木遊館のオープン（7月17日）

　木と共生する文化を次世代につなげる「木育」の総合拠点「ぎふ木遊館」が、構想から5年、待ちに待ったこの日岐阜市鷺山の「ぎふ清流福祉エリア」にオープンしました。
　名誉館長に就任いただいた竹下景子さんの挨拶では、「近所の原っぱに出かけるようなつもりで遊びに来てほしいですね！」と早速PRしていただきました。
　館内は木の香りに包まれ、樹齢約400年のスギの木のトンネルや木製遊具、100種類を超える木のおもちゃが出迎えてくれる、子どもから大人までが楽しめる施設です。
　この施設が「木の国・山の国」である本県のシンボルとして、県民に親しまれ育ってくことを期待しています。
　是非お越しください！

令和2年7月豪雨災害にかかる要望（7月20日・21日・23日・24日）

　今回の豪雨災害について、先週行った県内被災地の視察をふまえ、それぞれ要望を行いました。

　7月20日（月曜日）には、自民党岐阜県連会長の野田聖子衆議院議員をはじめとする6名の県選出国会議員とともに、安倍晋三内閣総理大臣に「激甚災害」の早期指定などを盛り込んだ緊急要請をしました。安倍首相からは「早期復旧に全力をあげるとともに、生活となりわいの支援を進めていく。」と大変心強いお言葉をいただきました。
　また、翌21日（火曜日）には、飛騨地域3市1村の首長とともに、JR東海と中部地方整備局、中部運輸局を訪問し、崩落した国道41号や不通となっているJR高山本線の早期復旧を要望しました。

　さらに、23日（木曜日）には、武田良太防災担当大臣が下呂市、24日（金曜日）には、赤羽一嘉国土交通大臣が白川町と下呂市の災害現場を視察されました。両大臣に対して、災害箇所の早期復旧や風評被害対策を含む観光支援などの要望を行い、大変前向きな発言がありました。

　なお、JR高山本線は国とJR東海の連携のもとスピーディーに対応いただき、23日に全区間で運転再開されました。早速、視察に向かう際に私も乗車し、復旧の第1歩を感じました。
　また、国道41号についても、国からは8月末までに開通するとの方針が出されております。

　県としても、引き続き復旧・復興、被災者支援に全力で取り組み、安全で安心して暮らせる岐阜県づくりを進めていきます。

新型コロナ「第2波非常事態」（7月31日）

　7月に入って新型コロナウイルスの感染者数が急増し、7月30日（木曜日）までの30日間で合計156人となりました。こうした状況を踏まえ、昨日専門家の皆さんのご意見を聞き、「第2波」が来たという判断に至りました。
　第2波の特徴は、愛知県、特に名古屋市の酒類を伴う飲食店での感染多発や若者の感染急増、「学校クラスター」の発生が挙げられます。

　学校の夏休みを目前としたこの日、「第2波非常事態」を宣言するとともに、緊急対策を発表しました。
　人の移動が増大する夏休みやお盆休みを迎えるにあたって、一人ひとりが、今一度、新型コロナウイルスへの警戒を強め、体調管理と慎重な行動を徹底していただきたいと思います。

　また、医療福祉対策として、1日当たりのPCR検査能力の増強を図る「積極的PCR検査」の実施、病床や軽症者を受け入れる後方施設を更に確保し「自宅療養者ゼロ」の維持に努めるなど、体制の強化を行います。

　引き続き、「オール岐阜」で感染拡大防止に取り組んでまいりますので、全ての県民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

リンク：「第2波非常事態」に対する緊急対策について（知事メッセージ）