ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

平成31年3月

記事ID:0020011 2019年3月30日更新 秘書課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」放映に向けて

 〜明智光秀ゆかりの地の視察(2月・3月)〜

土岐市の高山城跡視察の様子明智光秀ゆかりの地マップ

 2月25日〜3月5日にかけて、東は恵那市、西は大垣市と県内に点在する明智光秀ゆかりの地(15か所)を視察してきました。
県では、ゆかりの地がある市町とともに、大河ドラマ『麒麟がくる』推進協議会を立上げ、その作業部会として、2つのエリア(「稲葉山城」・「東美濃」)と「土産物」の、3つのワーキンググループを設置しています。3月5日に開催された土産物ワーキンググループでは、すでに開発された土産物の発表がなされ、後れを取るまいと刺激を受けた市町もあったようです。お互いが切磋琢磨し、少しでもより良い取組みができればと相乗効果を期待しているところです。

 こうした各地の盛り上がりの中、今回の視察では、案内看板が十分でなかったり、駐車場がなく、アクセス路に難があるなど、物理的な問題に気づくとともに、これら「点在」するゆかりの地を、いかに「線で結び」、さらには「面へと広げ」、訪れた方々にどのように満足いただくかといった大きな課題も見えてきました。
(※3月議会で、関ケ原古戦場を加えた県南部の東西を、「戦国武将エリア」と位置付け周遊観光を促進する旨、提案させていただきました。)

 2020年はまもなくです。智将・明智光秀のふる里・岐阜県が脚光を浴びるよう、光秀に負けない“策”を皆さんとともに考えていきたいです。

飛騨牛和牛日本一へ向けて

 〜第12回全国和牛能力共進会第2回戦略推進会議の開催(3月5日)〜

第12回全国和牛能力共進会第2回戦略推進会議の様子飛騨牛放牧の様子

 「ゲノム調査」、「ET(受精卵移植)技術」・・・、聞きなれない言葉が県庁の会議室で飛び交いました。
これは、5年に1度開催される和牛のオリンピック「全国和牛能力共進会」において、‘02年(第8回)、’07年(第9回)大会の連覇以降遠ざかっている、飛騨牛の和牛日本一(最優秀枝肉賞)を、’22年(第12回)の次期鹿児島大会で奪還するための戦略会議の一コマです。

 畜産農家、販売加工団体、JA、県などオール岐阜体制で構成された会議では、今年度、雌牛約3,000頭のDNA分析(ゲノム調査)を行い、優良母牛60頭を選抜することが報告されました。また、来年度以降取り組まれる、優良母牛60頭から県内雌牛に受精卵を移植する技術(EmbryoTransfer技術)による子牛の増産なども議論されました。

 飛騨牛は今や、世界18か国に輸出されています。また、飛騨牛海外推奨店は、12か国41店舗で展開されています。まさに、世界の飛騨牛が、和牛日本一の称号を再び獲得することは悲願であり、豚コレラで打撃を受ける県内畜産業界にとって“希望の光”になるものと期待しています。

新たな岐阜ブランド「ぎふ女のすぐれもの!」認定式(3月19日)

会場の様子認定式の様子

 最近、「女性の視点」を取り入れた商品が大ヒットすることで、企業力アップにつながる事例が多くみられています。
こうした中、岐阜県では、県内企業の女性が企画開発に携わった商品やサービスを「ぎふ女のすぐれもの」と認定し、女性の創造力を応援する新たな制度の取り組みを始めました。

 3月19日には、ファッション・デザイン業界で全国的に活躍するプロデューサーやバイヤーなどによる審査委員会で選ばれた、16商品の認定式がありました。ピンク色で統一された会場では、認定商品の販売も行われ、まさに活躍真っ最中の女性が集い活気にあふれていました。

 「ぎふ女のすぐれもの」が岐阜ブランドとして大ヒットし、「清流の国ぎふ」の魅力アップにつながるよう、これからのさらなる展開に期待したいです。

新たな時代の幕開けに向けた県政運営

 「平成」最後となる、平成31年岐阜県議会第1回定例会が3月22日閉会しました。
今議会において、県の今後の方向性をお示しする大きな2つの指針をご審議いただきました。

 1つ目は、『「清流の国ぎふ」創生総合戦略』(計画期間:2019〜2023年度)です。
これは、全国に先駆け、人口減少時代への挑戦として策定した「岐阜県長期構想」(計画期間:2009〜2018年度)と、人口減少を克服し、地方創生を成し遂げるため、地方版総合戦略として策定した『「清流の国ぎふ」創生総合戦略』(計画期間:2015〜2019年度)の2つの指針をあわせて改定した、まさに県の骨格となる基本戦略であります。

 2つ目は、『岐阜県の教育、学術、文化及びスポーツの振興に関する大綱』(計画期間:2019〜2023年度)です。
これは、現在の『岐阜県教育大綱』(計画期間:2016〜2018年度)を改訂するもので、まさに、未来を担う人材の育成にかかわる大変重要な指針となります。

 4月1日、いよいよ新元号が発表されます。新たな時代の幕開けとともに、今回新たに策定する指針を基に、人口減少・少子高齢化に打ち勝つ「清流の国ぎふ」づくりを進めていきたいです。

平成30年度岐阜県芸術文化顕彰・奨励表彰式及び公演会(3月28日)

受賞者との集合写真トークショーの様子

 岐阜県では、芸術文化の各分野において優れた業績を上げた方々を「岐阜県芸術文化顕彰」、また将来その成果が期待される方々を「岐阜県芸術文化奨励」として表彰しています。

 この賞は、県の芸術文化の分野における最高賞と位置付けており、いわば文化勲章の岐阜県版といったところです。
今年度は、連続テレビ小説「半分、青い。」をはじめ、大ヒット作を次々と生み出される脚本家の北川悦吏子さんら3名を顕彰、子ども歌舞伎団体など3団体と2名を奨励として、3月28日に表彰させていただきました。また、表彰式にあわせて受賞者による記念公演を開催するとともに、私も、北川悦吏子さんとのトークショーに参加し、「清流の国ぎふ」の魅力を芸術文化の側面からアピールさせていただきました。

 今回の受賞者の皆様、そして、これまで支えてこられましたご家族の皆様、あらためましておめでとうございます。平成最後の受賞者の皆様には、今後も、ふるさとへの誇りや愛着を大切にしていただきながら、積み重ねてこられた経験を新時代に引き継いでいかれることを期待しています。

<外部リンク>