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第3回岐阜県河川整備計画検討委員会議事録概要

記事ID:0084266 2020年10月1日更新 河川課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 


日時:平成12年10月12日(木曜日)9時00分から12時00分まで
場所:サンレイラ岐阜特別会議室


1.議事概要

1.1主な議事内容

  • 河川整備計画(原案)の説明:第2回岐阜県河川整備計画検討委員会を受けて河川整備計画(原案)を作成。(宮川、木曽川、飛騨川、津屋川)

1.2各ブロックの説明内容(要旨)と議事内容

 (1)宮川圏域

1)追加説明の概要

  • 前回までで河川(河道)に係る計画の説明は終わっており、前回の課題に対して下記により回答した。
  • 宮川圏域内に計画されている、丹生川ダム、大島ダムの事業概要について説明を行った。
  • また、ダムの計画時、工事実施時の動植物の調査等の環境に関する検討については、別途環境調査委員会にて検討を進めており、その調査方法及び調査状況について説明した。
  • さらに、前回委員会での指摘事項について説明を行った。

 

2)議事内容

  • ダム計画については、人口増加の要素が関連しているように見えるが。事務局回答:利水計画については、高山市、丹生川村それぞれの水需要予測の計画に基づいている。
    また、ダムの耐久性については、費用対効果の算定上50年から80年としているが、実績としては、100年近く経過しているダムもあり、適切な維持管理を行えば、十分な耐久性が期待できる。
  • 本委員会においては、すでに一部着工済みのダムに対して意見を言える立場ではないのではないか。事務局回答:治水計画における河道とダムの位置付けの観点において、意見をお願いしたい。(了解を頂く)
  • 丹生川ダム環境影響検討委員会の結果については、委員会終了後に各委員へ説明する。

(神通川水系宮川圏域河川整備計画(原案)は了承された)


(2)木曽川上流圏域

 1)追加説明の概要

  • 木曽川圏域の河川整備計画について、流域の概要河川整備計画の目標、河川整備の計画に関する事項、中野方ダムの事業概要について説明を行った。
  • また濁川、坂本川、千旦林川については、前回委員会での指摘事項について説明を行った。

 

2)議事内容

  • 湿地に自生している植生の保全に配慮しながら事業を進めていくことを確認した。
  • 子供の環境教育、体験教育に活用できる様、親水性に配慮した事業を進めていく。
  • 中野方ダムの湖面利用については、地域住民との対話を基本に進めていくこととする。
  • 中野方町の渇水状況を鑑み、安定した水道水の供給を早急に実現するために、中野方ダムの建設を進めていくことで了承された。

(木曽川水系木曽川上流圏域河川整備計画(原案)は了承された)


(3)飛騨川 

1)追加説明の概要

  • 主に、前回委員会での指摘事項について説明を行った。

 

2)議事内容

  • 学校外教育、子供の水辺利用の観点から、前回の意見に対し、我々が思っている方向になっている。現在の飛騨川は見る川なので、体験できる川になるように、さらに考えて欲しい。
  • 河床を下げたときに温泉の湯量が下がる可能性ついて、現在、下呂町の市街地に存在する全井戸及び泉源について、その所在と掘削による影響を調査中であることを説明し、了解を得た。

(木曽川水系飛騨川圏域河川整備計画(原案)は了承された)


(4)津屋川 

1)追加説明の概要

  • 主に、前回委員会での指摘事項について説明を行った。

 

2)議事内容

  • 植生復元に当たり、現地植生を基本として復元できるよう、業者の指導も含めて配慮すること。
  • 生態系の多様性を保つという方向で、河川整備を進めること。
  • 地下水の流動状況の把握を詳細設計に反映させること。
  • 詳細調査にもよるが、例えイタセンパラが確認されなくともイタセンパラ等が生息できるような環境に配慮した整備を進めること(一つの種がいないくなるということは、他の種への影響も発生していることに留意すべき)。
  • 津屋川は岐阜県における環境的に配慮した先進的な川として期待している。

(木曽川水系津屋川圏域河川整備計画(原案)は了承された)


(5)全体に渡る指摘事項

  • ダム建設を予定しているものは本日の3ダム以外にもあるか?事務局回答:亀尾島川の内ヶ谷ダムも含めて4ダムで事業を行っている。また、計画中のダムとしては木曽川水系飛騨川の支川の水無瀬川で洪水調節用と可茂用水への渇水時のための備蓄用として計画している。
  • 河川整備計画の2次的問題として、10月29日に実施される県下河川一斉清掃などは、子供が河川に親しみ、自分の力で河川をきれいにしようとする心を育てていくため、今後も続けていって欲しい。事務局回答:今年は、長良川本川及び他の直轄区間を対象としているが、今後は他の県管理区間等へも対象を拡げ、沿川市町村とも協力して進めていきたい。

2.今後の予定

  • 次回委員会では、長良川圏域、犀川周辺の輪中地帯の河川、牧田川、杭瀬川などを予定。その内幾つ提示できるか解らないが、現地見学等も織り交ぜた委員会を予定している。
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