本文
第2回岐阜県河川整備計画検討委員会議事録概要
岐阜県河川整備計画検討委員会事務局
日時:平成12年5月29日(月曜日)13時30分から17時15分まで
場所:サンレイラ岐阜特別会議室
- 議事概要
1.1主な議事内容
- 河川整備計画(素案):前回の検討委員会を受けて河川整備計画(素案)を作成。(津屋川、飛騨川、宮川)
- 現状と課題:既往文献の収集整理、アンケートや地域検討会による地域の意見集約から整理。(木曽川)
1.2各ブロックの説明内容(要旨)と指摘事項
(1)津屋川
1)計画素案の概要
表津屋川河川整備計画の目標に関する事項
表ハード的な整備メニュー(工事の種類及び施工の場所)
表ソフト的な整備メニュー(河川の維持の種類及び施工の場所)
表住民参加により可能な整備計画
2)指摘事項
- 左右岸の堤防工事における濁水発生を防止するため、施工時には環境に配慮しながら実施すること。
- 左右岸の堤防計画については、環境などに配慮し、湧水や地下水への影響を考慮すること。
多様な景観に配慮した整備を行うこと。 - これまで行われてきた埋め立てに対処するため、今後は整備計画に則った土地利用を進めること。
- 右岸堤防道路の車輌通行については、地元と協議の上よく検討のこと。
(2)飛騨川
1)計画素案の概要
表飛騨川河川整備計画(素案)の要旨
(注:河川工事や河川の維持管理に関する詳細な記述は省略)
表地域住民の意向
2)指摘事項
- 濁水流出の防止や、河岸の巨石・浮き石の保全、河道の横断方向の連続性について施工面での配慮をしっかり行うこと。
- 流況改善の目標に関しては、その実現性を検討した上で記述すること。
- 景観及び親水性に配慮した整備を行うこと。
- 河床の掘削については、県内の他部局と調整すること。
- 聞き取り調査結果を鵜呑みにせず、今後も継続して環境調査を行うこと。
(3)宮川
1)計画素案の概要
2)指摘事項
- 子供の河川利用について配慮すること。(例えば学校帰りに道草できるような川づくり)
- 丹生川ダム、大島ダムの目的について住民にも分かり易く提示すること。
- 桜の公園(宮川)、苔川の沿川の文化財についてはよく調査すること。
- 農業用水への配慮を計画に盛り込むこと。
- 河川毎の特性を生かした川づくりを行うこと。
(4)木曽川
1)現況と課題の概要
2)指摘事項
- 湿地特有の植物の保全について、議論が必要である。
- 他河川と同様にダム計画についてわかりやすく提示すること。
- 3全体に渡る指摘事項
- 県内のどの河川に対しても、同一の機能、メリットを期待することは無理がある。各々の川に応じた整備目的を定め、議論していく必要がある。
- 計画の内容をどう実現していくのか、その担保をどうするかが重要である。事務局回答:「河川整備計画」、及び「参考資料」を情報公開することで担保したい。これにより自ずと県内の引継も図れる。
- 河川管理者だけでは対応できないテーマ(例えば水質改善等)についても「広域的な視点からの対策が必要」なる旨、記述することが望ましい。
2.今後の予定
- 次回委員会では、津屋川、飛騨川、宮川について最終的な整備計画案を提示。また木曽川については整備計画素案を提示。