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農林業のすがた
管内の農林業のすがた
農畜産業
耕地面積は5,222ha(県全体の9.2%)で、ほ場整備率は85.1%(県平均64.8%)となっています。農業生産は稲作を基盤とし、南西部では著しく都市化が進展する中で、施設園芸(野菜、花き)、露地野菜、果樹(なし・かき)などの作物生産が盛んです。とくに東北部の中山間地域では緑茶の生産をはじめ、夏秋野菜の生産が行われています。畜産では酪農、養豚、養鶏の企業的な経営が定着しています。近年は獣害による農作物被害が多発し、深刻な問題になっています。
林業
森林面積は61,052ha(県全体の7.1%)と管内総面積の73.2%を占め、うち民有林面積は58,904ha(県全体の8.6%)となっています。林野率は東濃ひのきの産地である北部が高く、南部は保養健康的森林となっています。可茂管内の森林には生育途中の若木が多く、間伐が必要な森林(3~12齢級)が人工林の67.4%(21,705ha)を占めており、偏った林齢分布となっています。また、林業、木材産業の不振が続いていることから、荒廃する森林が増えています。