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事業概要

記事ID:0013397 2017年1月20日更新 農政課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

研究開発の基本理念

 ぎふ農業・農村基本計画の基本理念である「未来につながる農業・農村づくり」を実現するためには、現場段階の技術的課題の解決とともに、農業構造の変化や消費者志向の多様化、国際化の進展などを踏まえた生産性やブランド価値の飛躍的な向上をもたらす技術革新を進める必要があります。このことから、「持続・発展可能な食・環境・農畜水産業を支える研究開発」を研究開発の基本理念としています。

研究開発方針

成果を着実かつ早期に開発・実用化していくため、以下の方針に基づき研究開発に取り組みます。

(1)マーケットインの視点に基づく研究開発

 プロダクトアウト(開発したものを利用してもらう)ではなく、マーケットイン(利用してもらえる研究をする)の視点に基づき、地域課題を解決する現場密着型研究や、将来を見据えた技術改革型研究に取り組みます。

(2)研究の重点化

 研究に取り組む分野・品目、開発すべき品種、技術を明確にし、特に重要性、緊急性の高い課題については予算や人員を重点化して取り組みます。

(3)関係機関との連携による確実な技術移転

 研究開発の計画立案から技術の普及定着に至るまでの一連の取り組みを、研究機関・行政・普及・地域・関係機関が一体となって推進することで、確実な技術移転を図ります。

重点研究方向

 ぎふ農業・農村基本計画で定める3つの基本方針「多様な担い手づくり」、「売れるブランドづくり」、「住みよい農村づくり」に基づく各種施策の推進をサポートするため、研究分野を以下のとおり分類し重点的に取り組みます。

<ぎふ農業・農村基本計画>重点研究分野

  • 多様な担い手づくり⇒(1)生産性向上
  • 売れるブランドづくり⇒(2)高品質・ブランド価値向上
  • 住みよい農村づくり⇒(3)環境保全対策

(1)生産性向上

 生産の不安定要因解決技術、新たな発想による低コスト、安定多収生産技術、ICTを活用した効率的な生産技術など経営拡大や所得向上を可能とする技術の開発に取り組みます。

(2)高品質・ブランド価値向上

 国内外でブランド力向上につながる高品質な農畜水産物の開発、生産技術の確立、ならびに6次産業化などのニーズに応えられる地域特産物の育成、利活用技術開発に取り組みます。

(3)環境保全対策

 環境負荷を低減した持続可能な農業を実現する技術の開発、生態系や農村環境の維持・増進ならびに地域資源の有効活用に資する研究などに取り組みます。

研究の推進体制

  1. 農業者、関係機関・団体等のニーズと業界の将来方向等を見据えて研究課題を立案し、目標達成のための研究計画に従い、進捗評価を行いながら早期の普及を図ります。
  2. 生産現場のニーズに沿った効率的・効果的な研究が実施できる環境を整備するため、研究機関の再編、整備を進めます。
  3. 研究ニーズの多様化や高度化に対応するため、県の工業、林業関係研究機関や、他都道府県、大学、国立研究開発法人、民間企業等との共同研究に取り組ます。
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