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歴史の味わい2
ロケ地データベース
歴史の味わい
古い町並み
うだつの上がる町並み
うだつのあがるまちなみ
美濃市泉町・常盤町周辺
和紙で富を築いたいにしえの長者町
屋根の両端を高くしたのが、うだつ。もともと隣家からの類焼を防ぐ防火壁だったがいつしか富の象徴に変わり、「うだつが上がらない」の語源となった。美濃は日本一うだつが残っている町。
毎年10月体育の日の前の土曜日・日曜日「美濃和紙あかりアート展」開催
やなか水のこみち
やなかみずのこみち
郡上市八幡町新町
郷愁をさそう城下町の散歩道
町の中央を吉田川が流れ、水が流れるまち、郡上八幡。道々には水路が張りめぐらされ、せせらぎの音や紅殻格子の家並みに心がやすらぐ。道の敷石には8万の川石を使用。
白壁土蔵の町
しらかべどぞうのまち
飛騨市古川町殿町周辺
千匹の鯉が町をいろどる情緒豊かな"小京都"
色とりどりの鯉が悠々と泳ぐ掘割に白壁が映える、飛騨古川。匠の技が息づく出格子の商家や造り酒屋が軒を並べ、そぞろ歩きにぴったり。NHKの連続ドラマ「さくら」でお馴染みになった。
川原町
かわらまち
岐阜市湊町・玉井町・元浜町
長良橋下に続く格子戸のある古い町並み
狭い間口で奥行きが長い、昔ながらの日本家屋が連なる。かつては長良川の水運を背景に川湊として大いに賑わった。伝統工芸品の岐阜うちわや鮎菓子などの店鋪が今日も営業している。
2014(平成26)年にNHK放送の「官兵衛紀行」のロケが行われた。
中山道落合宿
なかせんどうおちあいじゅく
中津川市落合
往時の姿を今にとどめる峠道の石畳や旧本陣
自然石が敷き詰められた「落合の石畳」で知られる十曲峠を越え、橋を渡って宿に入る。ニ百年近く経た家々が残り、軒下には旅人が手足を洗う水が流れる。美濃16宿で唯一、本陣建築が現存する。
中山道大湫宿(琵琶峠)
なかせんどうおおくてじゅく
瑞浪市大湫町
京から将軍家へお嫁入りした和宮の大行列も宿泊
江戸時代、将軍家に嫁ぐ姫宮が通った中山道は"姫街道"とも呼ばれ、14代将軍家茂に降嫁した和宮の時には数万人の行列が大湫宿に泊まった。琵琶峠には不安な気持ちを詠んだ和宮の歌碑が建つ。
中馬街道・南北街道
ちゅうまかいどう・なんぼくかいどう
恵那市明智町
馬子唄が聞こえてきそうな2つの街道の交差点
愛知の三河から信州・木曽へ塩や織物を運ぶ南北街道と、飯田から尾張へ繭や薪を運ぶ中馬街道が出会った宿場町。馬方や飛脚などで賑わった。今も古い町並みが残り、往時をしのばせている。
江戸時代の町並み
えどじだいのまちなみ
恵那市岩村町
最も高地にある山城、岩村城を盛りたてた城下町
江戸期の建物が多く残る、懐かしい商店街といった趣の町並み。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、景観を保ちながら生活が営まれている。城址には1700mにわたる石垣が残る。
中山道太田宿
なかせんどうおおたじゅく
美濃加茂市太田
中山道の三大難所のひとつ「太田の渡し」で知られる宿場町
旧太田脇本陣林家住宅(国重要文化財)、太田の渡し場跡などが残り、宿場情緒が感じられる太田宿。宿場の南には、木曽川が流れ、雄大な景色が望める。宿場に暮らす人々も魅力的。
太田宿中山道会館では、太田宿の歴史文化を広く紹介している。
馬籠宿
まごめじゅく
中津川市馬籠
南北に延びた「坂のある宿場」
狭い中山道の両側に棟を連ねる集落の面影は江戸時代そのまま。街道が山の尾根に沿った急斜面で、その両側に石垣を築いては屋敷を造っている。