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向小島城跡[むかいこじまじょうあと]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 飛騨市 |
所有者 | 個人所有 |
指定年月日 | 昭和34年11月16日 |
向小島城は古川盆地の北端にあって、越中富山から高山に至る越中西街道をおさえる位置にある。街道をはさんで小島城と相対する。築城年代、創築者とも明らかでないが、飛騨国司姉小路氏の一族向氏の居城であったと推測される。
笹ヶ洞から旧大手道を登りつめた頂上平地は主郭で、3方に大小数段の小平地を突出させている。出丸の西方70mほどで二の曲輪に達する。二の曲輪南方にも数段の小平地を突出させ、二の曲輪・主郭の北方には何段かの曲輪を設けている。主郭につづく三の曲輪から東北方向に下降する地形に沿って、段々の小平地が連なり、その先端に掘切を造っている。