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政田仙道上遺跡

政田仙道上遺跡(まさだせんどううえ)

所在地

本巣市政田(もとすしまさだ)
地図<外部リンク>

時代

弥生時代から江戸時代
発掘区全景
発掘区全景(南から)
発掘区A地点全景
発掘区A地点全景(西から)
発掘区B地点全景
発掘区B地点全景(東から)

発掘状況

政田仙道上遺跡は、南北約800m、東西約750mの範囲に広がる遺跡であり、遺跡の北部には東山道跡があります。発掘調査は平成27年度と29年度に実施し、その発掘区は東山道跡から南南東約250mの地点に位置します。発掘調査では、中世後期を中心とする時期の掘立柱建物や柵、柱穴、溝状遺構、井戸、土坑を検出しました。

区画溝と屋敷地

区画溝
区画溝と東側屋敷地(北西から)
柱根出土状況
柱根出土状況(南から)
卸皿出土状況
溝からの遺物(卸皿)出土状況(南から)
発掘区B地点では、複数の溝に囲まれた区画内で、掘立柱建物や柵、柱穴、井戸、土坑を検出しました。東西2箇所の屋敷地があったと考えられます。西側の屋敷地では掘立柱建物3軒、柵4列、東側屋敷地では掘立柱建物1軒、柵3列を確認しました。区画溝や屋敷地内の遺構から、多くの中世の土器・陶磁器類が出土しました。

井戸

曲物出土状況
曲物出土状況(西から)
井戸枠出土状況
井戸枠の横桟の出土状況(北から)
検出した5基の井戸のうち、2基は隅柱(すみばしら)と横桟(よこさん)と縦板(たていた)で井戸枠を構成する井戸でした。井戸枠には、水に強いコウヤマキやサワラ、ヒノキなどが用いられていました。また、集水施設として底部に曲物(まげもの)を据えた井戸もありました。

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