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戸入障子暮遺跡古瀬戸

遺跡名

戸入障子暮遺跡

所在地

揖斐郡揖斐川町戸入

時代

中世

種類

古瀬戸

出土状況

中世墓

戸入障子暮遺跡古瀬戸梅瓶型瓶子で、蔵骨器に転用しています。頸部が欠けていますが他ははぼ完全な状態で出土しました。胴部は粘土紐を輪積みにして成形し、外面は横方向のへラ削りで調整しています。内面は基本的に横方向のナデ調整が施されますが、肩部の内方に屈曲する部分においてのみ粘土紐の接合痕及び指押さえを明瞭に残しています。文様は胴郡上方に3条のクシ描きによる平行沈線が2段に巡り、その間に長さ7cm程にわたって一箇所のみ波状文が施文されています。釉は器表面全体に灰釉が刷毛塗りされ、胴部上方にはさらに自然釉がかかり、光沢のある淡緑色をしています。古瀬戸前期の終り頃で、13世紀後葉と考えられます。
残存高25.8cm
胴部最大径16.5cm
底部径7.5cm

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