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サテライト展示第2回ギャラリートークを行いました
岐阜県図書館サテライト展示第2回ギャラリートークを開催しました
岐阜県文化財保護センターでは、県民の皆様に埋蔵文化財への理解と、ふるさと岐阜に対する関心を深めていただくことを目的に、岐阜県図書館1階企画展示室において『食べる、つくる、たくわえる~うつりかわる食の道具展~』を開催しました。
ギャラリートーク(展示解説と遺物ふれあい体験)
2月22日(土曜日)に、2回目のセンター職員によるギャラリートーク(展示解説と食の遺物に直に触れることができる体験企画)を開催したところ、第1回と同様に、多くの方にご来場いただきました。今回も、展示遺物の特徴や見どころ、当時の人々の生活の様子を中心に解説しました。ふれあい体験では、県内の遺跡から出土した、様々な時期の遺物に触れる体験も行いました。ケース越しではなく、間近で遺物をじっくり見て、特徴を実感していただくことができました。
下の写真は、2回目のふれあい体験で紹介した遺物です。
縄文時代の深鉢・土師器の高坏・須恵器の提瓶・灰釉陶器の碗・山茶碗・徳利などです。また、今回は磨石(すりいし)と叩石(たたきいし)も準備し、使い道を想像しながら触っていただきました。
展示の見どころ(中世・近世編)
下の写真は、中世のケース内です。中世になると、食器の種類が増え、用途によって使い分けていたと考えられます。日用雑器として「山茶碗」という無釉の陶器が作られる一方、お茶を飲む習慣が普及したことで、高価な茶道具としての器が登場しました。また、石臼も登場し、豆や麦を挽いて調理するようにもなります。
下の写真は、近世のケース内です。中世からさらに器の種類が増えたことが分かります。近世は食材の増加によって料理が多様化し、それに合わせるように器や調理具も多様化しました。
岐阜県図書館の一部サービス休止に伴い、展示はご覧いただけません。