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OKBふれあい会館で講座を開催しました

 平成30年11月28日(水)、OKBふれあい会館において講座を開催しました。今回の講座は、岐阜土木事務所が主催する「岐阜県建設技術協会(岐阜圏域)若手技術職員研修会」に講師として参加したもので、42名の方が参加されました。

 

岐阜県文化財保護センターの紹介

 映像資料を通して岐阜県文化財保護センターの業務を紹介しました。本講座の内容にかかわって、遺跡の発掘調査を行う法的根拠や、発掘調査、整理等作業、報告書刊行等の作業について紹介しました。
センターの紹介 

 

 

石器の使い道を考える

 縄文時代の遺跡から出土した4種類の石器(打製石斧、打製石鏃、石錘、磨石)を手に取り、その大きさや形状などからどのように使われたかを考えました。参加者は、稲作が始まる前の人々の暮らしを想像しながら、石器を観察していました。その後、形の特徴や当時の人々の暮らしぶりから、4種類の石器の使い道を答え合わせしました。矢の先に装着する矢じりや木の実をすりつぶすための磨石であることなど、参加者の方は説明を聞いて納得されていました。

石器の使い道

 

土器が作られた時代を考える

    縄文時代から鎌倉時代の遺跡から出土した4種類の土器(縄文土器、弥生土器、須恵器、山茶碗)の破片を手に取り、表面の文様や手触りの感覚、重さや厚さなどを比較しながら、作られた時代順に並べました。隣の席の方と話し合いながら、真剣に土器を観察しながら順番を考える姿が見られました。その後、参加者の皆さんが考えた時代の順番が合っていたかどうかを答え合わせしました。県内各遺跡から出土したものの中で完全な形に復元できた各時代の土器を並べ、参加者の手元の土器と見比べながら確認をしました。

    土器がつくられた時代

     

    完形の土器を観察する

     最後に、参加者が所属されている岐阜圏域(岐阜市、羽島市、各務原市、山県市、瑞穂市、本巣市、岐南町、笠松町、北方町)の中で、当センターが発掘調査を行った遺跡から出土した遺物を観察しました。岩田西遺跡(岐阜市)から出土した弥生土器の壺や、船山北古窯跡(各務原市)から出土した須恵器の蓋などを、遺跡のパネルと共に展示し、参加者の皆さんに席を立って間近で観察していただきました。眼を近づけて表面の文様に目を凝らしたり、壺の内面を覗き込んで観察したりする姿が見られ、参加者の関心の高さを感じました。

    完形の土器を観察

     

    完形の土器を観察2

     

    最後に

     本講座の参加者の皆さんには、普段触れることのない土器や石器の本物に触れる体験を通して、歴史を身近に感じたり関心をもっていただけました。今後も、いろいろな要請に応じて、こうした出前トークを実施していきたいと考えています。

     

    参加者の感想(抜粋)

    ・土器・石器等に直接触る機会がないので、たいへん勉強になりました。ありがとうございました。
    ・直接業務に関連のある遺跡や実際に出たものを見ることができたので、大変勉強になりました。
    ・縄文時代の人々がどのような生活をしながら石を使っていたのか想像するのがおもしろかったです。古墳時代の土器は思ったよりきれいでした。球体のようなものも作れたのですね。

     

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