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白川町町民会館で講座を開催しました

 平成30年10月17日(水)、当センターの出前講座を白川町町民会館において町教育委員会主催の生涯学習講座「Shirakawa粋☆生き(いきいき)大学」の一講座として開催しました。地元の方々23名の参加者の皆様に、当センターの業務内容を紹介したり、発掘調査で出土した石器や土器の実物に触れたりする活動をしていただきました。

 

岐阜県文化財保護センターの業務の紹介

 映像資料を通して、岐阜県文化財保護センターが行っている業務を紹介しました。発掘調査から整理等作業、報告書刊行に至る流れを説明し、近年行われた発掘調査の様子も写真で紹介しました。

センターの紹介

 

 

石器の使われ方を考える

 縄文時代の遺跡から出土した4種類の石器(打製石斧、打製石鏃、石錘、磨石)を手に取り、その大きさや形状などからどのように使われたかを考えました。縄文時代の様子を描いたタペストリーを会場内に掲示し、それも手がかりとしました。タペストリーに描かれた当時の生活場面を見ながら思いを巡らせる姿が印象的でした。

講座の様子1

 

土器が作られた時代を考える

    縄文時代から鎌倉時代の遺跡から出土した4種類の土器(縄文土器、弥生土器、須恵器、山茶碗)の破片を手に取り、表面の文様や手触りの感覚、重さや厚さなどを比較しながら、作られた時代順に並べ替えました。隣の席の方と相談したりセンター職員に質問したりしながら、土器を手にしながら思案する姿が見られました。

    講座の様子2

    講座の様子4

     

    完形の土器を観察する

     4種類の土器の破片を観察し、参加者の皆さんが考えた時期の順番を答え合わせしました。県内各遺跡から出土したものの中で完全な形に復元できた各時代の土器を、縄文土器から順に提示していきました。縄文土器の深鉢、弥生土器の壺、古墳時代の須恵器の大型器台など、各時期に作られた土器の特徴が分かりやすいものを順番に並べ、参加者の皆さんに席を立って間近で観察していただきました。眼を近づけて表面の文様に目を凝らしたり、深鉢や壺の内面を覗き込んで観察したりする姿が見られ、参加者の関心の高さを感じました。
    講座の様子4 

    講座の様子5

     

    最後に

     今回の講座は、白川町教育委員会が主催する講座の講師として参加し、地元の皆様に土器や石器の実物に触れてもらいながら歴史を学んでいただきました。当センターではこれまでの調査成果を生かしながら、今後もこうした講座の要請に積極的に応えていきたいと考えています。

     

    参加者の感想(抜粋)

    ・今回の講座は、司会の方もていねいに教えて下さり、歴史に興味をもつ機会が得られてよかったです。ありがとうございました。感謝。
    ・大切な資料を出前していただき、触れることのできない土器等に感覚を感じられました。昔の生活を知ることもでき、土器からは縄文時代でも装飾がしてあり、心のゆとりや美的センスがうかがえました。
    ・子どもの時は勉強があまり好きではなかった覚えです。この年になって歴史等の勉強が学べてうれしく思っています。これからもいろんなことを勉強していきたいと思います。答え合わせが楽しかったです。
    ・初めての経験でした。土器に触れることなど絶対ないと思いました。ありがとうございました。また出前してもらいたい。

     

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