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西田遺跡出土の土偶が東京国立博物館特別展で展示されます

三角形の頭を持つ土偶

今回展示されるのは、丹生川ダム建設に伴う西田遺跡の発掘調査において出土した土偶です。調査では70個体以上の土偶が見つかっていますが、全体像があきらかなものは2個体しかありませんでした。この土偶はそのうちの1個体となります。頭部は三角形をしており、まゆ毛や鼻、あごは粘土をはりつけて作られています。目や口は穴で表現されています。また後頭部にはこぶ状の突起物がつきます。これらの特徴は本遺跡で出土した土偶の共通のものです。

出土した土偶

西田遺跡出土の土偶(高さ11.8センチメートル)

土偶が出土した竪穴建物

土偶は縄文時代後期の竪穴建物(SB17)から出土しました。この竪穴建物は中央やや東よりに石囲炉があり、西側が入口であると考えられます。建物の周囲には壁際溝と言われる細い溝が確認されました。

土偶が出土した堅穴建物

竪穴建物(SB17)の完掘状況(北から撮影)

土偶が出土したときの様子

    土偶はこの竪穴建物の南西部の壁際溝内に、建物の内側を向いて直立した状況で出土しました。出土したときに左腕部は折れていましたが、本体からすぐ近くで見つかりました。

    土偶本体が出土した状況

    土偶本体が出土した様子
    左腕部の出土した状況
    左腕部の出土した様子

    展示について

    東京国立博物館特別展「縄文‐1万年の美の鼓動‐」にて、2018年7月3日(火)から9月2日(日)まで展示されています。ぜひこの機会に日本各地の土偶と共に岐阜県出土の土偶をご覧ください。

     

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