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本文

正法眼蔵第十六[しょうほうげんぞうだいじゅうろく]

分類 重要文化財
指定別
所在地 関市小屋名小洞
所有者 岐阜県博物館
指定年月日 昭和45年1月20日
写真 正法眼蔵第十六

 本書は、黄紙に袋綴墨付67枚の1冊である。書出しに正法眼蔵第十六行持とある。
道元の正法眼蔵として現在残されているものを体系的に分類すると、

  1. 七十五巻本
  2. 六十巻本
  3. 十二巻本
  4. 九十五巻本

の4種類に分類できる。
正法眼蔵第十六行持とあり、七十五巻本の正法眼蔵の一部であると考えられる。古七十五巻本は道元自らの編集とも高弟である孤雲懐奬の編とも言われており、いずれとも確定できないが、道元の意によって成立していることはまちがいないであろう。本書の書体、紙質等は中世のものと判定され、懐弉が書写した七十五巻本を曹洞禅宗の者が書写したものと考えられる。行持の巻は古来からの禅宗諸僧侶の修道を遺憾なく説いているもので、内容的に重要な意味を持つ。

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