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元正天皇行幸遺跡[げんしょうてんのうぎょうこういせき]

分類 史跡
指定別
所在地 養老郡養老町養老公園白石
所有者 養老町
指定年月日 昭和37年2月12日

元正天皇行幸遺跡

 元正天皇は、霊亀3年(717)9月、近江国を経て美濃国当耆郡(多芸郡)にいたり、多度山の美泉を見、駕に随う国司らに物を与え、不破・当耆・方県・務義諸郡の百姓に減税などの恩恵を施した。同年11月には詔勅を出し、この多度山の美泉について、病が癒えるなどの効験が大きく、これは大瑞であると述べ、養老への改元を布告した。このような美濃への行幸と養老改元については、当時、美濃守であった笠朝臣麻呂と美濃介藤原朝臣麻呂の果たした役割が大きかったと考えられているが、多芸郡の地が行幸の対象とされ、そこの「美泉」が政治的にも重要な意義をもっていたと考えられる。行幸の際に行宮が造られたとされるが、その場所は不明である。また、「美泉」が何を指すのかについては、養老の滝と現養老神社内の湧水との二説がある。

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