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津野滄洲・森桃林収集奇石類附関係記録[つのそうしゅう・もりとうりんしゅうしゅうきせきるいつけたりかんけいきろく]

分類 重要文化財
指定別
所在地 高山市
所有者 個人所有
指定年月日 平成3年7月5日
写真 津野滄洲・森桃林収集奇石類

 本資料は、近江の木内石亭と親しく、飛騨における考古学の先駆者となった津野滄洲の収集品を、後輩の森桃林が譲り受け、自ら集めた奇石類を加えて整理しなおしたものである。標品は10個(もと11個)の木箱や紙箱に分けて収められ、小さなものはさらに一品ずつ紙の小箱に入れて品名・産地・由来等が記されている。

  1. 江戸時代に弄石家が愛好した「奇石」なるものの実態を解明できる好資料である。
  2. 標品収集の範囲が日本全国をほとんど網羅している。
  3. 「神代瓦椀」は、小破片ながら国内に現存する縄文式土器のなかで採集年代の最も古いものである。
  4. 『雲漢揮彩』は、木内石亭の名著『雲根志』前編刊行の安永2年(1773)より3年前に完成している。
  5. 桃林の『石亭蔵石記』は、石亭宅における奇石展観の全容を今日に伝える唯一の記録である。
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