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小木棒の手[おぎぼうのて]

分類 重要無形民俗文化財
指定別
所在地 多治見市諏訪町小木
技芸団体 小木棒の手保存会
指定年月日 昭和38年3月12日
昭和51年6月4日

小木棒の手

 小木棒の手は、無二流と称し、木曽義仲が近江国粟津で敗れ、その家臣今井四郎兼平が一族とともにここに移り住み、武技として伝えられたものが、いつか芸能化して今日に至ったという。岐阜県下では他に見られないが、愛知県では名古屋市内をはじめ各地に見られる。
棒の手は、諏訪神社の10月15日の祭礼に奉納行事として行われ、10月1日より祭礼連中(20〜38歳30名前後)が中心となり、毎夜社前広場で主として28歳の連中指導の下に練習をし、祭礼直前には長老が仕上げ指導をしている。祭礼当日は棒元に集合して行列を整えて神社に向かい社前広場で奉納する。
使用する物は、棒・太刀(木刀と真剣)・金倉・鎌・櫂・楯で、二つずつが組み合わされて十三番の演技があり、ついで餅投げ行事をはさんで、真剣と鎌との壮絶な一番があって終わる。

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