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水無神社の神事芸能[みなしじんじゃのしんじげいのう]

分類 重要無形民俗文化財
指定別
所在地 高山市一之宮町
技芸団体 水無神社神事芸能保存会
指定年月日 昭和31年2月24日
昭和33年4月23日
昭和51年6月4日
選択昭和47年8月5日

水無神社の神事芸能

 水無神社の例祭「宮祭」は、古来8月15日、明治となり9月25日、現在は5月1日夜が試楽祭、2日夜が本楽祭(神幸祭)となっている。祭儀として、古儀の伝統のままに、例祭渡御の300余人の威儀整然とした行列は、飛騨を象徴する祭礼絵巻の圧巻である。この祭儀に鳥毛打・宮踊・獅子舞の3つの芸能が演じられる。
神社境内に入り、廻廊と外の御神灯のあかりのみの暗い広場で、鳥毛打が行われる。服装は裃姿の警固のほかは、すべて白地に鳳凰、雲竜、水の模様の着物の着流しで、角帯をしめ、一文字笠をかぶっている。大きな輪になって、鉦、太鼓を打ちながら、入羽、烏とび、中調子、こうずか、打ち破り、道行の曲目を演じる。この鳥毛打を闘鶏楽ともいっている。
宮踊は、神代踊ともいわれる。その構成は警固1名、頭2名、踊子約70名、上ろう4名である。上ろうのみが女装して花笠をかぶっているが、他は黒紋付の着物に同羽織を着ている。宮踊の曲目は6つあり、音頭につれて踊子が合唱しながら踊るものである。女装して花笠をつけた上ろうをめぐって踊るところは、中世の田楽や田遊びの面影を残しているから、この踊りは田遊び等のかなり古い様式から発達して、小歌踊りの特殊なものになってしまったようである。
獅子舞は、振獅子と獅子芝居とが行われる。

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