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神戸山王まつり[ごうどさんのうまつり]

分類 重要無形民俗文化財
指定別
所在地 安八郡神戸町神戸
技芸団体 神戸山王まつり保存会
指定年月日 昭和53年7月18日

神戸山王まつり

 日吉神社の例祭は、5月3・4日に実施される。3日の試楽祭が午後2時頃から始まり、中神輿の渡御が、6時頃に「試楽詣り」が行われる。
4日午前0時より祭礼の中心行事である「朝(神輿)渡御」が始まる。これは、平安末の後三条天皇の延久3年(1071)4月申の日に始まると伝えている。大小無数の「護衛松明」を先頭に、槍持をつれた祭主は、氏子が高張堤燈を高くかかげる行列を従え、祭典事務所から神社拝殿まで1時間もかかって進み、そこに揃った七社の神輿に礼拝する。するとまず、本町の牛尾宮神輿が拝殿を出発し、続いて重さが500kgほどもある神輿が定められた順に走り出る。何十という麻木の大松明に護られ、8人の勇み肌の若衆に担がれて、どよめく観衆の中を長い参道を必死になって掛け走り、御旅所前の小川を渡って御旅所に到着する。この川は、坂本の日吉社祭礼に神輿が琵琶湖を渡る古例になぞらえたものである。この時、「肩替り」といって神輿は別の若衆にリレーされる。
社頭と参道は火の海と化する。神戸の火祭りといわれる所以である。
午前9時、本殿前で本楽祭が執行され、「力紙」と称する御幣を拝殿屋上にかかげる。続いて「昼渡御」となる。さらに、午後5時、「還御」の神事が行われる。全て還御し終わると、拝殿で神官による神輿の霊抜きの神事があり、神霊はそれぞれ本殿へ還御される。休憩後、定めの順で「帰り神輿」となり、7社の神輿が揃って参道を練り帰っていく。

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