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江名子バンドリの製作技術[えなこばんどりのせいさくぎじゅつ]

■分類 重要無形民俗文化財
■指定別
■所在地 高山市江名子町
■技芸団体 江名子バンドリ保存会
■指定(登録)年月日 平成19年3月7日
江名子バンドリの製作技術
 飛騨地方一円に知られたバンドリと呼ばれる箕を製作する技術である。
バンドリとは、飛騨地方でムササビを意味する方言であり、身につけた人の姿がムササビに似ているところからその名がついたといわれている。冬の間の農家の副業として製作されてきたもので、軽量で夏は涼しく冬は温かい仕事着として、雨の日の農作業などに用いられてきた。こも板と呼ばれる切れ目の入った板状の用具と編みひもを巻いたバンドリ石を基本的な道具として編み上げられる。ニゴと呼ばれるの稲の穂先部分を主材料としながら、肩や腰の両端など傷みやすい部分には丈夫なシナの皮を編み込むなど、素材の使い分けもなされる。
稲藁からのニゴの採取をはじめ、シナの皮剥ぎやアク抜き、乾燥による色出しなどよりよい素材を得るために手間のかかる工程があり、また、肩や首周りなど各部を編んで仕上げる肩編みや首折り、上編みの技術を伝えていて、我が国の衣生活に関する民俗技術を伝える上で重要である。また、箕の製作という地域の生活に根ざした基盤的な技術のあり方を考える上でも注目される。