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梵鐘[ぼんしょう]文明12年銘

梵鐘[ぼんしょう]文明12年銘

分類 重要文化財
指定別
所在地 本巣市根尾能郷
所有者 白山神社
指定年月日 昭和36年3月6日

梵鐘

 本巣市根尾能郷に鎮座する白山神社は、「新撰美濃志」に熊野白山権現とある神社で、奈良時代越前人泰澄大師が創設したと伝えられる7社のうち最南にある一社で、創建は養老元年(717)といわれている。
梵鐘は総高95.5cm、竜頭の高さ16.0cm、笠形の高さ6.0cm、鐘身の高さ73.5cm、撞座の高さ18.8cm、口径54.0cm、口の厚さ5.9cm。口径の54.0cmは、いかにも室町時代の梵鐘らしく小形である。口唇すなわち鐘身の下部は高くなり、馬のひずめのように出張っているところが、室町時代の特徴を表している。また、笠形は高さ6.0cmで、古い梵鐘にくらべると高く、形は饅頭のように盛り上がっていて、制作の年代をよく物語っている。
文明12年(1480)3月大工正次の鋳造である。(銘文)

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