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本文

絹本著色釈迦十六善神図[けんぽんちゃくしょく・しゃかじゅうろくぜんしんず]

分類 重要文化財
指定別
所在地 加茂郡七宗町神渕
所有者 龍門寺
指定年月日 昭和46年12月14日

 

 十六善神とは16躯の護法善神の意で、般若経及びその経の受持者を守護するものである。16躯の護法善神は、名があり、形象も定められて殆ど忿怒相である。十六善神の形象は唐開元10年、金剛智三蔵が玄宗皇帝の命を奉じて彩画したことが最初であるという。
名相問答録によれば、金剛智の図式は中央に釈迦牟尼仏を安置し、その左右両辺に文殊と普賢、法湧と阿難、玄奘と深沙大将と相対し、さらにその左辺の上より順次、提、禁、跋、迦、び、鈍、阿、娑の八神とし、右辺の上より倶、田比、跋、真、鳩、婆、摩、印の八神とする。
本図は中央釈迦如来の顔が磨滅したところがあり、左脇侍の顔もかなりすれているが、画面の背景は、濃い藍色で深みがあり、全面に散在する紅の色が目立つ、全体として渋い調子で落ち着きがある。

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