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    高山市三町[たかやましさんまち]

    ■分類 重要伝統的建造物群保存地区
    ■指定別
    ■所在地 高山市神明町、上三之町及び上二之町の各一部
    ■選定年月日 昭和54年2月3日
    ■写真 高山市
     保存地区面積約3.5ha。伝統的建造物144件(建造物142件、その他の工作物2件)。
    高山は金森氏により商業経済を重視した城下町として形成され、城を取り囲んで高台を武家屋敷、一段低いところを町人の町とした。町人地は武家地の1.2倍と広く、商人の経済力を重視した金森長近の姿勢が表われている。この町人地の一部が重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
    この地区の街区割りは、城下町として完成して以来ほとんど規模を変えず、町人の町として栄えた面影をしのぶことができる。この地区は江戸末期から明治の中2階建の町家が比較的多く、道路に面して並び保存地区の景観構成要素となっている。
    この地区の軒高は4.2m前後と低く統一感のある美しさをもつ。屋根勾配は緩く、軒の出は深く前面に板止めを備え、下屋を設けず小庇を抱き込む。一般的に入り口には大戸、その他の柱間には上げ蔀と腰付障子が建てられ、その外側には板差しか大輪差しにした出格子が設けられる。地方色豊かな小庇には箱庇を設け、商家では屋号入りの暖簾をさげる。2階の柱間には板連子又は板格子をはめ、一部を貫出しにした土壁とする。木部には紅殻にすすを混ぜ着色し、漆の刷毛洗い油や荏の油で着色止めをし、腕木鼻を胡粉塗りとするなど統一感のある外観構成となっている。
    この伝統的建造物群保存地区内には、町並保存会が3団体あり、自衛消防隊の防火訓練や町並保存に関する話合い等を実施し、生活の場として町並を保護している。