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高山市下二之町大新町[たかやまししもにのまちおおじんまち]

■分類 重要伝統的建造物群保存地区
■指定別
■所在地 高山市下一之町、下二之町、下三之町、八幡町、大新町一丁目、大新町二丁目、大新町三丁目、大新町四丁目の各一部
■選定年月日 平成16年7月6日
■写真 高山市

 高山市下二之町大新町伝統的建造物群保存地区は、安川通り以北の東西約180m、南北約780m、面積約6.6haの範囲で、重要文化財の日下部家、吉島家をはじめ、明治から昭和初期までの各時代の変化に富んだ町家がのこる。

 町家は切妻造平入二階建で、低い二階の軒を深く出し、一階正面は、大戸や出格子を付け、その上部に出の小さい小庇を付ける。ドジ(通り土間)およびオエ、ダイドコロの上部を吹抜けにして、高窓から光を取り入れ、柱や梁等の豪壮かつ整然とした構造美を見せるなど、町家建設における高度な大工技術の成熟を示す。時代が降るに従って軒高が高くなり、昭和期にはガラス窓をもつ本二階が建てられるなど、多様な形式の町家が残る。土蔵も明治の大火に焼け残ったものが少なくなく、屋根の新旧の形式などに多様性が認められる。

 高山市下二之町大新町伝統的建造物群保存地区は、近世初期の城下町の町割構成を良く残し、越中街道沿いに開けた商家町である。明治から昭和初期にかけての質の高い町家等が意匠的に特色ある伝統的建造物群を構成し、近代における高度な木造技術による歴史的景観を今日に良く伝え、我が国にとって価値が高い。