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菅公像[かんこうぞう]

分類 重要文化財
指定別
所在地 瑞浪市稲津町小里
所有者 興徳寺
指定年月日 昭和31年6月22日

木造菅公像

  • 檜材寄木造彩色
  • 像高:35.0cm面幅:8.3cm面奥:9.8cm自髪際至顎:7.9cm自顎至頂:17.0cm膝張:30.0cm膝高:8.0cm

 鎌倉時代から室町時代にかけて、面相の徹底した写実表現が行われた。管公像は実に面相がリアルで、この時代の肖像彫刻の特徴を示している。小さな像であるが、実際よりも大きく感じる。寛文9年(1669)の修理によって原容を損じてしまったのは残念である。
木像は肩が張り、膝は大変高く、胸、背も量感にあふれ、ずんぐりとして力強い。像は小さいけれども、この時代の精神があらわれており、当代のすぐれた仏師の作と思われる。
胎内に「天満大自在神願主能登守源頼幸大仏□法橋宗慶作之延文二年丁酉卯月」の墨書名があり、延文2年(1357)室町時代の作であることがわかる。

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