ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > 教育・文化・スポーツ・青少年 > 文化・芸術 > 文化財 > 木造大日如来坐像[もくぞうだいにちにょらいざぞう](願成寺)

本文

木造大日如来坐像[もくぞうだいにちにょらいざぞう](願成寺)

分類 重要文化財
指定別
所在地 岐阜市大洞
所有者 願成寺
指定年月日 昭和43年8月6日

木造大日如来坐像

  • 寄木造彫眼
  • 像高:91.0cm台座の高さ:46.5cm

 智拳印[ちけんいん]を結んだ金剛界の大日如来である。五智冠を載き、高さ46.5cmの蓮華座に坐っている。金剛の冠も胸飾も豪華である。
眼は彫眼で、体躯はボリュームに富み、法量は大きく立派な出来である。全体に彩色が施されているが、仏身の部分の彩色は古くて床しい時代色が見えるが、顔は後世塗り替えられており眼や唇からは生々しささえ感じられる。仏身に損傷は見あたらないが、蓮台は後補である。
寺伝によるとこの大日如来は、弘仁5年(814)弘法大師がこの寺に留錫されたとき、この像を刻んで残されたとなっているが、寄木造の技法などからこの像の制作は鎌倉時代と認められる。

<外部リンク>