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トホシハナカミキリ

トホシハナカミキリ Brachytapunctata(Faldermann) 準絶滅危惧
  コウチュウ目カミキリムシ科
選定理由 分布域の一部において個体数が減少しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 写真を拡大表示します
形態の特徴 体長10〜15mmで、翅は黄色で10個の黒紋がある。頭、胸、脚は黒色である。
生息環境 成虫は高山帯の草地に生息しているが、幼虫の生息環境はわかっていない。
生態 成虫は7〜8月に出現する。ハクサンフウロ、ウサギギクなど高山帯のお花畑に咲く花に集まる。幼虫の詳しい生態は分かっていない。
分布状況 北海道東北部、本州の中部山岳地に分布する。国外ではシベリア東部、サハリン、ヨーロッパに分布する。県内では双六岳と北ノ俣岳で確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 確認事例も少なく調査が十分なされていないため、詳しい生息状況は不明であるが、マニアの乱獲も一因と考えられる。
保全対策 本種の生息している場所は採集禁止となっているところが多いので、監視体制を徹底することが必要である。
特記事項  
参考文献 原色日本甲虫図鑑(IV)

文責:野平照雄

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