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イブキフウロ

イブキフウロ GeraniumyesoenseFr.etSav.var.lobato-dentatumTakeda 絶滅危惧II類
  離弁花植物フクロソウ科
選定理由 既知のすべての生育地で生育条件が著しく悪化しており、個体数が危機的水準まで減少している。 写真を拡大表示します
形態の特徴 高さ30〜80cmになる多年草。花は紅紫色で径3cm程度。花弁の先は3裂している。葉は幅5〜10cm程度で5つに深く裂けて、それぞれの裂片がさらに細かく裂ける。似た種類にハクサンフウロがあるが、本種はハクサンフウロより「がく」にある毛が少ない。
生育環境 山地帯〜高山帯の草地に生育。
生活史 開花時期は7月頃である。
分布状況 日本固有種。本州の中部地方、東北地方に分布。県内では美濃地方の春日村、伊吹山で確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 生育地は伊吹山県立自然公園内に位置しているため減少要因は少ない。
保全対策 伊吹山山頂部は人の出入りが多いが、春日村領域の伊吹山及び伊吹北尾根にあっては人の交流が少ないので保全対策はさして必要ではない。むしろ低木林の発達が草地を狭めるのでこうした日照環境の遷移によることが多い。
特記事項  
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