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クロモンマグソコガネ

クロモンマグソコガネ AphodiusvariabilisWaterhouse 絶滅危惧I類
(環境省:準絶滅危惧) コウチュウ目コガネムシ科
選定理由 既知の全ての個体群で、個体数が危機的水準にまで減少している。 写真を拡大表示します
形態の特徴 体長4.9〜7.3mmの食糞性コガネムシである。上翅は黄褐色で、黒紋を現す。
生息環境 平地から平坦地にかけての森林や河川敷、放牧地などの開けた環境。
生態 成虫は晩秋から早春にかけて発生し、日なたにある牛馬、犬、人糞に集まり産卵する。孵化した幼虫はこの糞を食べて成長する。
分布状況 国内では北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、シベリア、中国など。県内では岐阜市で確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 放牧地の減少、放牧地での薬剤の使用、自然度の高い草原的環境の減少があげられる。
保全対策 自然度の高い河川性草原を保全することが必要である。
特記事項  
参考文献 原色日本甲虫図鑑(II):保育社

文責:豊島健太郎

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