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キマダラモドキ_20485
キマダラモドキ | Kiriniaepaminondas(Staudinger) | 準絶滅危惧 |
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(環境省:準絶滅危惧) | チョウ目ジャノメチョウ科 |
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選定理由 | 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 | |
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形態の特徴 | 翅を広げた大きさ55mm前後の蝶。翅の色は淡い茶褐色で毛が多い。裏面にはモザイク状の斑紋と後翅には蛇の目紋がある。 | |
生息環境 | 丘陵帯上部〜山地帯の落葉広葉樹林に生息。林床が明るい疎林や渓流沿いの林縁部に見られる。 | |
生態 | 成虫は6月下旬〜9月中旬頃に出現し、コナラ、クヌギなどの樹液に集まる。幼虫の食草はススキ、チガヤなどのイネ科植物。幼虫で越冬する。 | |
分布状況 | 北海道、本州、四国、九州に分布。国外では朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部に分布。県内では飛騨地方の高根村、上宝村、古川町、国府町、高山市、清見村、荘川村などに確認記録がある。 | |
減少要因 | 県内における生息地は明るい疎林、河川堤防、湿原の周辺であったが、針葉樹の植林、河川改修、別荘地の造成などにより急速に消滅。 | |
保全対策 | 前述した本種の生息地の保全。 | |
特記事項 |