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ミヤマカラスシジミ_20477

ミヤマカラスシジミ Strymonidiamera(Janson) 準絶滅危惧
  チョウ目シジミチョウ科
選定理由

分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。

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形態の特徴 翅を広げた大きさ32mm前後の蝶。翅の表面は黒褐色。裏面は淡い茶褐色。後翅の端に橙色の斑紋があり、尾状の突起がある。
生息環境 丘陵帯上部〜山地帯の落葉広葉樹林に生息。林縁部を好み渓谷沿いのガレ場付近に多い。
生態 成虫は7〜8月に出現し、シシウド、オカトラノオなどの花で吸蜜する。幼虫の食草はクロウメモドキ、クロツバラなどクロウメモドキ科植物。卵で越冬する。
分布状況 日本固有種。北海道、本州、四国、九州に分布。県内では飛騨地方の高根村、美濃地方の白鳥町、根尾村、美山町、久瀬村などに確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 食樹のクロウメモドキ、クロツバラは不要な木として伐採されてしまうことや、針葉樹の植林のため生息地そのものが消滅している。
保全対策 食樹であるクロウメモドキ、クロツバラの保全。
特記事項  
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