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キマダラルリツバメ_20476

キマダラルリツバメ Spindasistakanonis(Matsumura) 準絶滅危惧
(環境省:準絶滅危惧) チョウ目シジミチョウ科
選定理由 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。

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形態の特徴 翅を広げた大きさ30mm前後の蝶。翅の表面は黒褐色で雄は青色のにぶい金属光沢がある。裏面は黄白色で数本の黒い条がある。
生息環境 丘陵帯の疎林に生息。社寺の境内や河川堤防のマツ・サクラなどの並木に見られる。
生態 成虫は6月頃に出現し、ヒメジョオン・オカトラノオなどの花で吸蜜する。吸蜜は白い花を好むといわれている。幼虫はマツなどの古木の樹皮下に巣を造るシリアゲアリ類と共生して生活し、ふ化した幼虫はアリの巣内に入ってアリから養分をもらって成長して蛹となり翌夏羽化する。
分布状況 本州に局地的に分布。国外では朝鮮半島などに分布。県内では美濃地方の白鳥町、八幡町、白川町などに確認記録がある。

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減少要因 幼虫の生息環境であるシリアゲアリ類の生息する古木の減少。
保全対策 本種の生息しているような古木は可能な限り保全するよう配慮が望まれる。
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