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チチブコウモリ_18620

チチブコウモリ Barbastellaleucomelasdarjelingensis(Hodgson) 情報不足
(環境省:絶滅危惧II類) コウモリ目ヒナコウモリ科
選定理由 生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく判断できない。 写真を拡大表示します
形態の特徴 頭胴長50〜60mm、体重8〜12gの小型のコウモリ。体毛の色は黒褐色で背中には先端白色の毛が混じることが多い。
生息環境 主として山地帯に生息すると考えられる。昼間の「ねぐら」として樹洞を利用するが、洞窟で越冬個体が見つかったこともある。
生態 樹林で生活する以外、繁殖場所など詳しい生態は解明されていない。
分布状況 北海道、本州の中部以北、四国に分布。国外では中国西部、インド北部、コーカサスなどに分布。最近の25年間では北海道、岩手県、埼玉県、岐阜県、愛媛県で確認されたのみであり、北海道を除くと採集個体数は十数頭にすぎない。県内では美濃地方の八百津町にある防空壕(ごう)跡で確認されたのみである。 分布情報図を拡大表示します
危険要因 樹洞をねぐらにするコウモリで、樹洞のある自然林の消失が減少要因として考えられる。近年、本州で確認された個体数は極めて少なく、県内でも1982年以降確認されていない。なお、県内での確認例は、越冬個体と考えられる2個体のみである。
特記事項  
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