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平成17年度環境ホルモンモニタリング調査結果について

 環境省の調査で魚類への内分泌攪乱作用が認められた3物質(4-t-オクチルフェノール、ノニルフェノール、ビスフェノールA)について、21地点の河川水質を調査した。
水環境中における濃度規制はないが、全地点において、これまでに環境省等が実施した全国調査結果の範囲内であった。

 内分泌攪乱作用を有すると疑われる化学物質(いわゆる環境ホルモンの疑いのある物質としてごく微量で生態系や人へ影響を与えることが問題視されている。)について、岐阜県では平成10年度からデータ集積を目的にこれらの物質の独自調査を行っている。
平成17年度は、環境省の調査で魚類への内分泌攪乱作用の認められた3物質(4-t-オクチルフェノール、ノニルフェノール、ビスフェノールA)について、県内21河川において、河川水質の調査を実施した。

1調査方法
(1)調査時期:平成17年12月
(2)調査地点:県内河川21地点
(3)調査媒体:河川水質
(4)対象物質:4-t-オクチルフェノール、ノニルフェノール、ビスフェノールA

2調査結果
水環境中における濃度規制はないが、全地点において、これまでに環境省等が実施した全国調査結果の範囲内であった。

物質名 検出範囲 平成10〜15年度環境省
全国実態調査濃度範囲
単位
4-t-オクチルフェノール ND〜0.02 ND〜13 μg/L
ノニルフェノール ND〜0.7 ND〜21
ビスフェノールA ND〜0.41 ND〜19
 1表中の「ND」は不検出
2μg:マイクログラム。1マイクログラムは100万分の1グラム

○4-t-オクチルフェノール
21検体中5検体で検出された。
なお、検出された濃度は過去と同程度であった。

 ○ノニルフェノール
21検体中19検体で検出された。
なお、犀川において、これまでの調査で最高値(0.7μg/L)を検出したが、魚類への無影響濃度(※)
(6.08μg/L)を下回っていた。

 ○ビスフェノールA
21検体中15検体で検出された。
なお、糸貫川において、これまでの調査で最高値(0.41μg/L)を検出したが、魚類への無影響濃度(※)
(247μg/L)を下回っていた。
また、長良川においては、平成15年度に過去最高値(0.16μg/L)を検出し、平成16年度には6回の追跡調査を実施したが、問題と思われる値は検出されなかったため、17年度は例年通り年1回の調査を実施した。その結果、過去と同程度の濃度が検出された。

 (※)無影響濃度
・4-t-オクチルフェノール:9.92μg/L、ノニルフェノール:6.08μg/L、ビスフェノールA:247μg/L
・実験で求められた、魚類への内分泌攪乱作用による影響を及ぼさない最大の濃度

<ビスフェノールAの経年変化>(単位:μg/L)

河川名 調査地点 H10年度 H11年度 H12年度 H13年度 H14年度 H15年度 H16年度 H17年度
長良川 長良大橋 0.06
0.05
0.06
ND
0.02 ND ND 0.16 0.02〜
0.13
0.03
揖斐川 福岡大橋 0.03
0.08
0.03
0.04
0.02 0.02 ND ND 0.02 0.02
飛騨川 川辺ダム 0.04
0.07
0.04
ND
0.03 ND ND ND ND ND

3今後の対応
平成18年度は、平成10年度から継続モニタリング調査を実施している3河川(長良川、揖斐川、飛騨川)と、平成17年度の調査においてこれまでの調査で最高濃度のノニルフェノール、ビスフェノールAが検出された犀川、糸貫川、及び調査対象3物質全てが検出された水門川の計6河川において、平成17年度と同様の調査対象3物質(4-t-オクチルフェノール、ノニルフェノール、ビスフェノールA)について河川水質の調査を実施する。

 測定結果の詳細については、こちらをご覧下さい。