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働き方改革紹介:黒野こども園

第1回『社会福祉法人教泉会幼保連携型認定こども園黒野こども園』(岐阜市)

令和元年7月
7月1日現在児童:371人、職員:正規48人・非正規27人

働き方改革1:職員全員で、新しい保育形態にチャレンジ

本園では、5年前に従来の「一斉保育」を見直し、0〜2歳児クラスで一人一人を丁寧に保育する「育児担当制」を導入、合わせて全クラスで誰もが自分の好きな遊びに没頭できる「コーナー保育」を採り入れた。研修やミーティングを通して職員全員で工夫・改善していく中で、安心して遊び込める子どもたちが増え、子ども同士のトラブルや個別対応が必要な子が激減し、職員の保育に対する「ゆとり」や「やりがい」が生まれてきている。

コーナー保育の画像
​コーナー保育

保育の様子1の画像
​保育の様子1

育児担当制の画像
​育児担当制

働き方改革2:職員の業務効率化で「残業ゼロ・持ち帰りゼロ」・計画的な休暇取得推進

業務をスピーディーに行おうとする職員の意識作りからスタート。
毎月の指導計画は全ての活動をA3用紙1枚で見渡せる『プレイフルマップ』(中央写真)に手書き、また、日々の活動記録は写真を活用したドキュメンテーションで、個別エピソード記録はICT化を進めたタブレットに文章入力で作成できるようにした。職員会議は月に1度日中に行い、伝達事項は回覧や職員メールを活用している。担任がミーティングや文書作成をする時間は週1回1時間と決め、フリーの先生が保育に入ることで保障している。
正規、非正規問わず有給休暇取得率95%以上。

職員会議の画像
​職員会議

プレイフルマップの画像
​プレイフルマップ

ドキュメンテーションの画像
​ドキュメンテーション

働き方改革3:非正規職員(保育助手)の活躍

資格を持つ保育助手は、午前は乳児クラスに入り担任が子どもとじっくり関われるように環境を整える。午後は幼児クラスに入り業務を行う担任の代わりに保育をする。
資格を持たない保育助手は、園内清掃や玩具作り等の周辺業務を担う。保育助手には子育て経験を持つ「お母さん先生」が多く、保護者支援に関するアドバイスができることも若い正規職員にとっての心強いサポートとなっている。

玩具つくりの画像
​玩具作り

保育の様子2の画像
​保育の様子2

保育の様子3の画像
保育の様子3

働き方改革4:今後取り組みたいこと

保育の質の向上を継続していくために、ノンコンタクトタイムの定着に取り組むと共に、保育者がやりがいをもちながら働き続けられる職場をめざしたい。

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