岐阜県生涯学習振興指針

　県では、岐阜県生涯学習審議会での審議や市町村のご意見等を踏まえながら、「地域づくり型生涯学習」振興の推進に関する基本方針を生涯学習振興指針として定めています。
　「地域づくり型生涯学習」とは、生涯学習を通じて身に付けた知識・技術・経験を地域社会のために役立てていく活動であり、「清流の国ぎふ」づくりの実現を目指した取組を進めていきます。

• 岐阜県生涯学習振興指針全文 [PDFファイル／2MB]
• 概要版 [PDFファイル／598KB]

基本理念　　「地域づくり型生涯学習」の学びの輪がつなぐ「清流の国ぎふ」の豊かな未来

誰もが自分らしく安心して暮らすことのできる社会の実現のため、必要な時に必要な学びを通じ成長し、充実した人生を送ることができるよう、多様な人々の生涯にわたる学びを支援します。

また、多様な人々が共に学び、地域理解を深め、学びの成果を実際の活動に生かす「地域づくり型生涯学習」の継続的な推進により、学びと活動の循環による「清流の国ぎふ」の豊かな未来の実現を目指すことを本県の生涯学習振興の基本理念とします。​

基本方針1　　多様な学びの一歩づくり

多様な人々の個々の学びのニーズへの対応や地域住民の相互理解の促進につながるよう、様々な学習機会を提供するとともに、ICTの効果的な活用等によりいつでもどこでも学べる環境づくりに取り組みます。

基本方針2　　「清流の国ぎふ」を支えるつながりづくり

地域の魅力や地域課題を深く知る学びを通じ、「清流の国ぎふ」への愛着を育むとともに、学びの場での住民のつながりや相互に認め合える関係が生き生きとした地域コミュニティの基盤となるよう、住民の地域課題への参画促進や地域のつながりづくりを担う人材を育成します。

基本方針3　　持続可能な社会を支える地域づくり

子どもたちが地域社会の一員として豊かな人間関係を築けるよう、地域・学校・家庭が互いに連携し、地域全体で子どもを育てる「地域学校協働活動」を推進します。また、公民館等の社会教育施設を拠点に住民の学びや相互交流が進み、人づくり・つながりづくり・地域づくりの好循環が生まれるよう、その活動を支援します。

地域づくり型生涯学習

「生涯学習」は、一般には、人々が生涯に行うあらゆる学習、すなわち、学校教育、家庭教育、社会教育、文化活動、スポーツ・レクリエーション活動、ボランティア活動、企業内教育、趣味など様々な場や機会において行う学習の意味で用いられます。

その中でも、特に個人が生涯学習を通じて身に付けた 知識・技術・経験等を、防災・防犯、子育て支援、青少年育成、高齢者福祉、環境美化、伝統文化の継承、まちづくり等の地域課題の解決のために役立てていく生涯学習のことを、本県では「地域づくり型生涯学習」と呼び、重点的に推進しています。