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岐阜県産業技術センター、(有)糀屋柴田春次商店、岐阜大学の産学官連携による新商品が完成しました!

 

 県産業技術センターでは、平成27年度から飛騨地域の伝統作物である「エゴマ」の搾油(さくゆ)済み子実(しじつ)※2について、発酵により機能性素材化を図る研究を行ってきました。

 このたび、(有)糀屋柴田春次商店(高山市)及び岐阜大学との連携により、機能性成分として報告がある「リノレン酸エチル3」を多く含む発酵調味料を開発し、「飛騨えごまの醸(かも)しだれ」

として商品化します。

 商品は、10月25日(水)から、高山市内の同商店の直売店で限定販売します。

 

1.新商品の概要

(1)商品「飛騨えごまの醸しだれ(ドレッシング調味料)」

(2)製造(有)糀屋柴田春次商店(高山市松ノ木町199)

(3)特徴

・岐阜県オリジナルエゴマ品種「飛系アルプス1号※4」の搾油済み子実を使用

・独自の発酵・醸造技術によりリノレン酸エチルを高含有

 ※自社の米味噌製品比で10倍以上

・化学調味料不使用(エゴマの発酵によるアミノ酸を高含有)

・小麦・大豆アレルゲンフリー(味噌・しょうゆ不使用)

※詳細は別添資料をご参照ください。

(4)発売日・販売場所等

・平成29年10月25日(水)から発売開始

・本年度は直売店(高山市)のみ限定販売(1,200本程度)

・希望小売価格(消費税別)1,000円/本(230g)

(5)商品に関するお問い合わせ

(有)糀屋柴田春次商店電話0577-32-0653

 

2.研究経過と産学官の連携について

◆平成27年度

・エゴマオイルが健康面からブームとなり、搾油後に残る「搾油済み子実」の大量廃棄に伴う企業負担が増加。

・県産業技術センター食品部と(有)糀屋柴田春次商店が、搾油済み子実の有効活用を図るため、がん細胞の増殖抑制作用の報告がある「リノレン酸エチル」を多く醸成することを目的とした『飛騨特産エゴマを用いた機能性調味料の開発』をテーマに共同研究を開始(平成31年度末まで(予定))。

・調味料の醸造に適した麹や、原料の配合・塩分濃度等の検討を通じ、当該成分を醸成・高含有化したエゴマ発酵調味料の開発に成功。

(目標値180mg/100g(自社の米味噌製品比で10倍以上)に対し、244~547mg/100g)

◆平成28年度

・エゴマ発酵調味料のスケールアップ試験※5とドレッシングタイプ調味料の試作開発を実施。

・エゴマ発酵調味料の機能性評価(がん細胞の増殖抑制作用)を岐阜大学応用生物科学部・矢部教授の協力を得て実施し、米味噌の文献値を上回る効果(約6倍の効果)を確認。

◆平成29年度

・スケールアップ試験により生産されたエゴマ発酵調味料で、リノレン酸エチルの醸成を確認。

 ・ドレッシングタイプ調味料「飛騨えごまの醸しだれ」の商品化を決定。

◆今後の展開

・新たな商品開発によりシリーズ化を進めていくとともに、大都市での展示会に出展し、健康志向の強い消費者に対して販路拡大を図る。

 

3.用語解説

※1エゴマ:シソ科シソ属の1年生作物。子実は含油率が高く(4割以上)、搾油するための原材料として利用されている。おはぎ、和え物、五平餅など飛騨地域の郷土食の食材としても利用され、日常的に食されている。

※2搾油済み子実:エゴマの搾油歩留りは約3割で、残り7割は「搾油済み子実」となる。全国唯一のエゴマ登録品種「飛系アルプス1号」の搾油済み子実は酸化劣化が早く、貯蔵が困難なため有効利用が進んでいない。

※3リノレン酸エチル:がん細胞の増殖抑制作用、香味成分としての報告がある化合物。

※4飛系アルプス1号:県中山間農業研究所(高山市)が飛騨地域全域の約70系統の中から選抜した、岐阜県オリジナルのエゴマ品種。

※5スケールアップ試験:実用化のため、生産規模を拡大して行う試験。

 

 

発表資料 報道発表資料(PDF:304KB)

 

 

    問い合わせ先

    所属 産業技術課技術支援係
    電話

    直通:058-272-8366
    内線:3049

    FAX 058-278-2679
    メール c11352@pref.gifu.lg.jp

     

    所属 産業技術センター
    電話

    058-388-3151

    FAX 058-239-3155
    メール c23102@pref.gifu.lg.jp

     

    所属 (有)糀屋柴田春次商店
    電話

    0577-32-0653