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安八郡神戸町神戸地内における土壌汚染について

 本日(2月18日)、帝人株式会社(以下「帝人」という。)から、平成18年と28年から29年に安八郡神戸町神戸地内の事業所敷地内において土壌調査を実施した結果、敷地内の土壌から、土壌汚染対策法の指定基準を超えるヒ素等が検出された旨の報告がありましたのでお知らせします。

なお、この調査は、帝人が遊休地活用の検討資料とするため自主的に行ったものです。

 

1事業所の概要

(1)名称:帝人株式会社揖斐川事業所

(2)所在地:安八郡神戸町神戸1801番地

(3)敷地面積:約153,000m2

(4)事業概要:炭素繊維複合材料、耐炎繊維の製造

(5)その他:平成30年3月末までは、東邦テナックス株式会社揖斐川事業所として操業。

 平成30年4月1日に会社統合に伴い名称変更。

 

2調査の概要

(1)調査対象:事業所の一部(工場地区、福利厚生地区)約68,000m2

 調査対象区域内の建屋は全て撤去され、現在は更地となっている。

(2)調査期間:平成18年7月、平成28年1月から平成29年9月

(3)調査結果の概要

項目

調査

検体数

基準超過

検体数

調査結果

指定

基準値

最大基準

超過倍率

六価クロム土壌溶出量(mg/L)〕 144 1  0.02未満から0.07 0.05以下 1.4
土壌溶出量(mg/L)〕 216 14  0.005未満から0.056 0.01以下 5.6
土壌含有量(mg/kg)〕 143 1 4から230   150以下 1.6
ヒ素土壌溶出量(mg/L)〕 177 25 0.001未満から0.17 0.01以下 17
ふっ素土壌溶出量(mg/L 124 7 0.1未満から3.2  0.8以下 4.0
ほう素土壌溶出量(mg/L 144 1 0.02未満から1.1 1以下 1.1

※その他の物質についても調査を実施していますが、基準超過はありません。

※敷地内の地下水調査では、地下水環境基準を超える六価クロム、鉛、ヒ素、ふっ素及びほう素は検出されていません。

 

3汚染原因

 六価クロム、鉛、ふっ素、ほう素については、土壌調査対象区域外の事業所内での使用履歴がありますが、土壌汚染との因果関係は不明です。

 ヒ素については、事業所内での使用履歴がなく、汚染原因は不明です。

 

4事業者に対する指導

「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」(以下「要綱」という。)では、平成22年7月以降、土壌汚染を確認した場合は速やかに県事務所に報告することとしていることから、平成28年1月から29年9月に実施された土壌調査の結果の報告が遅れたことについて、事業者に対し厳重に注意するとともに、今後の対応について速やかに報告するよう指示をしました。

 

5今後の対応

(1)地下水調査について

要綱に基づき、神戸町と連携して、事業所敷地から地下水の流向を考慮した半径500mの範囲内にある事業場及び家庭を対象に、井戸水の利用状況調査及び水質調査を直ちに実施します。

(2)地域住民への情報提供について

周辺地域は上水道普及地域ですが、井戸水を利用している家庭・事業場に対しては、結果が判明するまでの間、井戸水の飲用の自粛を呼びかけます。

(3)要綱の周知徹底について

要綱の規定に基づく報告について遅延が生じないよう、有害物質を取り扱う事業者等に対し要綱の内容について通知するなど、周知徹底を図ります。

 

各物質の説明

 

【六価クロム】

 クロムの六価化合物には多くの種類があり、顔料、染料や塗料に使われるほか、メッキや金属表面処理、酸化剤などに使われています。

溶液にさわったり、蒸気を吸い込むことで、手足、顔などに発赤、発疹がおこり炎症が生じることが知られています。長期間飲用するような場合を除いて、飲み水を通じて口から取り込むことによる人の健康への影響は小さいと考えられています。

 

【鉛】

 「鉛」は、比較的柔らかく加工が容易なため、古くから利用され、今日では主にバッテリーやはんだの原料として使用されています。以前は、ガソリンへの添加剤、水道管などにも使用されていました。人体への蓄積性があるため、人の臓器や組織に通常でも存在し、高濃度鉛による中毒症状としては、食欲不振、貧血、尿素減少及び腕や足の筋肉の虚弱などがあります。また、鉛は、地殻の表層部には重量比で0.0015%程度存在し、人為的な排出の他に地質に起因するものが含まれています。

 

【ヒ素】

「ヒ素」は、金属と非金属の両方の性質を持つ半金属元素であり、合金の添加剤(硬さを高めるため)、半導体の原料、ガラスの消泡剤や脱色剤、花火の着火剤、塗料用の顔料、木材の防腐剤等に使用されています。

 また、地殻の表層部には重量比で0.0005%存在し、水中や土壌中、岩石、大気中に広く存在しています。

 ヒ素に汚染された井戸水の飲用による慢性の中毒症状としては、皮膚の角質化や色素沈着等が報告されています。

 

【ふっ素】

「ふっ素」は、反応性が高いため、自然界ではさまざまな元素と結合した化合物として存在します。環境中では主に水中に存在し、温泉水や火山地帯の地下水にかなり高濃度のふっ素が含まれていることがあります。ふっ素を継続的に飲み水から取り込むと、斑状歯(歯に褐色の斑点や染みができた状態)になることがあります。

 

【ほう素】

 「ほう素」は、ほう酸、ほう酸ナトリウム(ほう砂)、三フッ化ほう素、ペンタボラン、デカボラン、ジボランなどのほう素化合物として自然界に存在します。環境中へ排出されたほう素化合物は、大気中ではほう酸塩、酸化物、水素化物などとして粒子状物質の形で存在し、温泉水や海水中には比較的高い濃度で含まれています。用途としては、断熱材やガラス繊維の原料、、耐熱ガラス、半導体製造など用いられています。体内に取り込まれたほう素やほう酸は速やかに吸収され、吸収されたほう酸の一部は骨に蓄積する傾向があります。ラットに対する暴露試験では催奇性が確認されています。

 

参考:化学物質ファクトシート-2012年版-(環境省)

 

発表資料 報道発表資料(PDF:242KB)
参考資料 帝人株式会社発表資料(PDF:117KB)

※項目名は、内容に合わせて適宜変更する。
※必要に応じて、項目を追加、削除する。

 

    問い合わせ先

    所属 西濃県事務所環境課環境保全係
    電話

    代表:0584-73-1111(代)
    内線:221