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森林整備について

森林には水を貯える「水源かん養機能」や土砂崩れなどを防止する「山地災害防止機能」、二酸化炭素を吸収する「大気浄化機能」など様々な機能を持っています。しかし、これらの機能には、手入れしないで放置したままでは大きく低下していきます。
機能が低下した森林を適正な状態にするためには、植栽、下刈り、間伐などの手入れを実施していかなければなりません。この様な森林の手入れを総称して「森林整備」と呼んでいます。

間伐とは

「間伐」とは、成長により過密化した森林の立木を一部抜き切りすることです。
「間伐」をしない過密化した森林は、立木一本一本の成長が悪く、土砂崩壊を防ぐための根の張りも弱くなってしまいます。
また、林内に十分な光が入らないため、雨水などから地表面を保護するための下草が成長しません。
下草が豊富な森林は下草のない森林に比べて、雨水を一気に川へ流出することを防ぐほか、森林からの土砂流出量を10分の1にするともいわれています。

間伐遅れ林分
<間伐が遅れている森林>
林内に十分な光が入らないため、下草が生長しない。
また、立木一本一本の成長が悪いため、森林の機能が低下している。

矢印の画像​間伐の実施

間伐実施後
<間伐実施後の森林>
林内に十分な光が入ることにより、下草が生長し、土砂の流出や洪水を緩和する。
また、健全な立木の生長により、高度な森林の機能が発揮される。

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